展覧会情報

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

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国宝 舟橋蒔絵硯箱 本阿弥光悦作  江戸時代17世紀 東京国立博物館蔵

中世の日本美術を革新させた本阿弥光悦の多彩な美意識 

 

江戸時代初期に家康からもひと目置かれた美術家・数寄者の(1558-1637)。代々京都で刀剣鑑定を司ってきた名家の本阿弥家に生まれ、混乱の時代の中で京の町衆や工人をまとめあげてネットワークを築くとともに、自らもさまざまな芸術に親しんだ。三筆の一人として数えられる書のほか、陶芸や漆芸、茶の湯などを愉しみ、手がけた作品の多くが国宝や重要文化財に指定されるなど、のちの日本文化に大きな影響を与えた。

 

重要文化財 鶴下絵三十六歌仙和歌巻(部分)

本阿弥光悦筆/俵屋宗達下絵 江戸時代・17世紀 京都国立博物館蔵

 

東京国立博物館では1月16日より、光悦を紹介する特別展「本阿弥光悦の大宇宙」を催す。「光悦蒔絵」と呼ばれ、大胆な造形が魅了する国宝《舟橋蒔絵硯箱》、朝鮮王朝時代風を基調に独自のデザインを用いた重要文化財《花唐草文螺鈿経箱》、樂家2代・常慶とその子道入との交遊のなかで作り出した個性的な茶碗などの作品のほか、大胆な装飾性に加えて多彩な表情を見せる筆線と字姿から能書と称えられる書、本阿弥家での家職と法華信仰が育んだ光悦芸術の源泉も紹介する。日本美術の革新を生んだ光悦の人物像と美意識を多角的に知ることのできる展覧会だ。

 

重要文化財 黒楽茶碗 銘 時雨 本阿弥光悦作 

江戸時代・17世紀 愛知・名古屋市博物館蔵 

 

 

重要文化財 赤楽茶碗 銘 加賀 本阿弥光悦作 

江戸時代・17世紀 京都・相国寺蔵 

 

 

 


重要文化財 花唐草文螺鈿経箱 本阿弥光悦作 

江戸時代・17世紀 京都・本法寺蔵  

 

 

 

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

1月16日(火)〜3月10日(日)

東京国立博物館 平成館

 

開館時間:9時30分〜17時(入館は閉館の30分前まで)

休館日:月曜(2/12は開館し、翌2/13休館)

観覧料:一般2100円 大学生1300円 

高校生900円 中学生以下無料

※事前予約は不要

アクセス:JR上野駅公園口より徒歩10分

 

 

『目の眼』2024年1月号 特集〈眼の革新〉

Information

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

〜3/10

会場

東京国立博物館

住所

東京都台東区上野公園13-9

URL

TEL

050-5541-8600(ハローダイヤル)

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