2015年5月号 No.464

目次

特集 古唐津の風景

古唐津 ── それは骨董好きの心をふるわせるやきものですが、

なかでも古唐津は、どういうわけか初心者から上級者まで人気が高いことで知られています。

パッと見は決してキレイでも華やかでもないし、技巧的に見ても特段に難しいものではなさそうなのに、何年さわってもつかめない、

それでも、骨董好きは古唐津が欲しくなる、と。

昭和初期に活躍した陶芸家・石黒宗麿の次のことばをヒントに、古唐津を現地取材。名品の数々を通してその秘密に迫ります。

「〜唐津ハ今迄私等の考へて居たものとは 全然異って居りました

もっともっと素晴らしいものでした 二三の収蔵家のもの 初期のものを

拝見して驚きました 決してキタナイ そして亡国的な 茶趣味な 隠遁的なものではありませんでした
 

実に強靭な するどい そしてあかるいものです 只 全体的に 日本人らしい潔癖と静かなものが内蔵されて居ります〜」

(小野公久著『評伝石黒宗麿 異端に徹す』より抜粋)

特集2 大ニセモノ博覧会展 ニセモノだって理由がある

古美術ファンにとっては、思わず眉をしかめてしまう「ニセモノ」という語を

冠した展覧会が、現在、千葉の国立歴史民俗博物館で開催されています。

ところが展示室に入ってみると、そこにはめくるめく「ニセモノ」ワールドが! 人間はニセモノを作って大きくなった!? 

思わず見入るニセモノ博覧会へ行ってみよう!

若松英輔 連載 第5回「白樺」

民衆的工藝=「民藝」を創始し、朝鮮民族美術館、日本民藝館を設立した柳宗悦。

宗教哲学者であった柳宗悦はいかにその霊性を開花させたのか。

第5回目は、雑誌「白樺」における柳の存在と意味を探り

文学の領域に留まらなかった活動と、芸術家たちに与えた決定的な影響について

若き日の学習院時代をたどりながら論じます。

勝見充男「気になる新しい骨董屋たち」

「自在屋」4代目。テレビ『開運 なんでも鑑定団』に出演し、『骨董屋の非賣品』(晶文社)、
『骨董自在なり』(筑摩書房)、監修に『別冊太陽 骨董をたのしむ44 白磁』(平凡社)など著書をもつ著者が、
今一番気になるあの骨董店を紹介します。第5回目は、自由が丘のチャガモクラフト です。

ページトップへ