【品切】仏は常にいませども 古美術と花と中世のうた 「梁塵秘抄」より

目次

目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集。
平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠われています。選者の後白河院は、今様に狂い、貴賤の別なく歌を集め、何度ものどを潰しながら詠い、記録しました。
山本氏は、そうした「梁塵秘抄」の中に、仏教美術に込められた信仰に通じるこころを見出し、「遊女ささら」と古物を愛好する「おとこ」との対話というウィットに富んだ構成で、考えさせられる含蓄を含みつつ、収集の煩悩と悟りへの憧憬を面白く描いています。
自身の蒐集品と古美術愛好から得た知見を惜しみなく披露し、研究者とは違った視点から日本美術の心象を描いたこれまでにない一冊です。

 

序 瀬谷貴之

御手洗いの遊女ささら、古物に溺れつつ成仏を願うおとこに憑依し、「梁塵秘抄」のうたの中で語り合います

生い立ち
浮華
大日如来
生命としての時間
一夏
池の汀
石清水
観世音菩薩
雑華経
障り
竹の園生
心の澄むもの
流れの君達

船筏
古道
前裁秘抄
童子の戯れ
苦行
常盤
長柄
熊野
愛行輦
賀茂の社
角三つ生いたる鬼
覚悟の月

古美術と花「梁塵秘抄」のうた

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