2021年1月号 No.532

目次
特集
【愛でたき古九谷 工芸の国がつなぐやきもの】
今月の特集は、新年号にふさわしく明るく力強いやきもの「古九谷」。江戸時代前期につくられた色絵磁器で有田産、九谷産の説がありますが、今も石川県が九谷焼として継承しています。荒川正明さん(学習院大学)や唐澤昌宏さん(国立工芸館館長)へのインタビュー、森由美さん(陶磁研究家)のエッセイに加え、コレクターや美術館、古美術商の逸品を訪ね、活躍中の現代作家にもフォーカスしながら、古九谷の魅力と加賀の工芸をつなぐ力に迫ります。
連載
【美の仕事】秋川雅史
テノール歌手・秋川雅史さんが麻布十番・古美術西川へ。初期伊万里や柿右衛門、明治の薩摩焼など幅広く体験していただきました。
【剛力彩芽の美のてほどき】
ゑり善での着物新調も、いよいよ仕立ての段階へ。
今回は着物の縫い合わせ工程を紹介します。
【舞台裏の辰星たち】瀧川明行 × 平野龍一
大阪・西天満にある瀧川峰晴堂の瀧川明行さんが登場。
19歳で古美術業界に入った経験や、戸栗亨さんとの思い出を語ります。
【京都迷店案内】
上野昌人 昂KYOTO
【座右のかたち II】
内田鋼一 セピアのカリグラフィー
【眼の哲学】
美術評論家・森 孝一 青山二郎の言葉
【ほっとけない仏たち】 群馬
青木淳 山王廃寺出土の塑像群(前橋市)
【日本刀 五ヶ伝の旅】
田野邉道宏 備前伝 長船景光
collecteurs asile
コラムでつなぐ蒐集の世界
私的骨董史 勝見充男
車 武田公実
ジュエリー 有川一三
大英博物館 矢野明子
Topics & Report
日本刀[ミュージアム都留]
日本刀オモテとウラの世界[刀剣博物館]
新春の展覧会情報
2020海外オークション
京ノ花合せ(京都花めぐり編)
古美術いもと
——藤田修作
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