2021年5月号 No.536

目次
特集
【香合のたのしみ 有馬賴底コレクション】
5月号特集は茶道具の香合を採り上げました。香は、空間や心身のけがれを祓うために焚かれるもので、茶事でもその初めに用いられます。特集冒頭では臨済宗相国寺派管長の有馬賴底猊下にご登場いただき、形物香合を中心に40点ものコレクションをご披露いただきました。
後半では、野村美術館所蔵の格の高い漆香合の名品のほか、さらに京都・大坂・東京の古美術店をめぐって多くの優品を撮り下ろしでご紹介します。図録や名鑑などで広く知られた名品もあり、また初公開の品もあり、ページをめくるだけでも愉しんでいただけると思います。
連載
【美の仕事】茂木健一郎
ここ数年で一気に拡大した、古美術・骨董のネット販売について、茂木健一郎さんが自身の体験も踏まえながら考察しています。
本記事は4月26日に日本経済新聞社カンファレンスルームで開催される『目の眼』ハイブリッドスペシャルセミナー「茂木健一郎&白洲信哉 ネットで骨董を買ってみた!」のガイドともなっており、セミナーで改めて語っていただきますので、ぜひご参加ください。
※お申し込みはこちらから https://eventregist.com/e/20210426?lang=ja_JP
【佳風亭夢想茶会】潮田洋一郎
茶や書を愛する現代の数寄者・潮田洋一郎さんが理想の茶会を実現する連載。今回は海外でも評価の高い江戸文人の大スター、大田南畝の書が登場します。
【舞台裏の辰星たち】繭山龍泉堂 川島公之 × 平野龍一(前編)
【京都迷店案内】
上野昌人 緙室 sen
【眼の哲学】
美術評論家・森 孝一 青山二郎の言葉
【ほっとけない仏たち】 和歌山
青木淳 円満寺の十一面観音 (有田市)
【日本刀 五ヶ伝の旅】
田野邉道宏 備前伝 長船景光
【七つの海を渡る中国陶磁】
金立言 明の青花磁器とペルシャのルバイヤート
collecteurs asile
コラムでつなぐ蒐集の世界
私的骨董史 勝見充男
車 武田公実
ジュエリー 有川一三
大英博物館 矢野明子
Topics & Report
Asia Art Week NY 朽木ゆり子
2021 春季海外オークション
古美術店 春の展示即売会
北欧茶会/目白コレクション
MIHO MUSEUMの現代美術
やくならマグカップも
ザ・美術骨董ショー
アートフェア東京/東京バロックプレーヤーズ
道具屋めいてい研究所こっとう市
追悼 柳孝さん 池内克哉さん
京ノ花合せ(京都花めぐり編)
福本潮子アトリエ
——藤田修作
…etc”
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【緊急事態宣言を受けてのイベント延期・中止情報】
・89ページ本文に記載
「art stage OSAKA 2021」(会場:堂島リバーフォーラム)
→開催中止