目の眼2022年5月号 No.548

目次
◆特集「蒔絵の情景 漆と金のやまと心」
静岡・MOA美術館で4月1日から開催中の「大蒔絵展 ―漆と金の千年物語」をクローズアップし、名だたる蒔絵の名品をご紹介します。名品紹介に加え、作家、研究者、識者、古美術商へのインタビュー記事も満載。「蒔絵」のイロハがたっぷり詰まった特集号となりました。
「大蒔絵展 ―漆と金の千年物語」は、静岡を皮切りに、東京・三井記念美術館(2022年10月)、愛知・徳川美術館(2023年春)と約1年を通して開催されます。三館すべてを観ると、平安時代から現代までの蒔絵の名品を網羅できるといっていいほどの大規模展覧会になります。特集では展示作品の見どころや、MOA美術館館長の内田篤呉さんにお話いただいています。
漆芸の人間国宝・室瀬和美さん、静嘉堂文庫美術館学芸部長・小池富雄さん、竹と漆の造形作家・池田巌さん、加賀蒔絵の名工・三代西村松逸といった作家・研究者の方々にもインタビュー。作品に見る歴史・技巧的価値の話から、科学的調査で進む修理研究のことまで、「蒔絵」の見方が変わります。
連載 Series of “Mind’s Eye”
佳風亭夢想茶会 書画道具あわせ
——潮田洋一郎
菓子皿考
——内田風知
ほっとけない仏たち 静岡
中野観音堂の千手観音 (静岡市)
——青木淳
七つの海を渡る中国陶磁
色絵祥瑞の周辺
金 立言
眼の哲学 青山二郎の言葉
——森 孝一
京都迷店案内 アーキペラゴ
——上野昌人
舞台裏の辰星たち
有村松雲堂 有村善雄 後編
——平野龍一
日本刀 五ヶ伝の旅 備前伝 古備前友成
——田野邉道宏
美の仕事 LAPIN ART OFFICE
——秋川雅史
collecteurs asile
コラムでつなぐ蒐集の世界
骨董片々録 勝見充男
車 武田公実
ジュエリー 有川一三
大英博物館 矢野明子
Topics & Report
筆歌墨舞 −王傳峰 隈研吾 水墨の世界[上野の森美術館]
大英博物館 北斎[サントリー美術館]
チベタンアンティークの世界 前編
2022 春季海外オークション
美意識と銭意識
5月の骨董フェアガイド
京ノ花合せ(京都花めぐり編)
村山明工房
——藤田修作
…etc”
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【お詫びと訂正】
「TOPICS」 154頁キャプションに誤りがありました。
須田精華→須田菁華
謹んでお詫びし訂正いたします。
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