中国嘉徳国際オークションが美術相談会を開催します

中国嘉徳国際オークションが東京・帝国ホテルにて美術相談会を開催します。
鑑定品目は中国書画、陶磁器、紫砂壺、仏像、文房四宝、印材、明清家具、古書籍、拓本、著名人写真、手紙、油彩、切手、古銭です。

日時:2017年2月12日(日)・13日(月)
会場:帝国ホテル本館3階 扇の間(千代田区内幸町1-1-1)

予約制となっています。
03-6206-6682(10時-17時・土日祝除く)

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信楽の佇まい

土味と釉流しの色香

六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。