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残欠という言葉は、骨董好きの間ではよく聞く言葉ですが、一般的にはあまり使われないと思います。ですが、骨董古美術には完品ではないものが多々あります。また、仏教美術ではとくに残欠という言葉が使われるようです。「味わい深い、美しさがあるからこそ、残欠でも好き」、「残欠だから好き」  残欠という響きは実にしっくりくる、残ったものの姿を想像させます。今号は、残った部分、残欠から想像される仏教美術のたからものをご紹介します。

2024年にオープンした名古屋刀剣博物館(名古屋刀剣ワールド)。東建コーポレーション蒐集の500振を超える刀剣のほか、甲冑や刀装具、武具など、武将をテーマにした絵画など、貴重な資料群を所蔵。それらをできるだけわかりやすく紹介したいと様々な工夫が施された展示も見どころとなっています。今号は、本誌刀剣ファンのために同館の見どころや貴重な作品をご紹介します。

目の眼2025年10・11月号 刀剣博物館