目の眼2022年6月号 No.549

酒器をたずねて 

時代と人を映す盃

2022年05月16日 発売

定価 1,320円(税込)

長々と続いた「酒類提供禁止」の時代もようやく終わりが見えてきました。世界を翻弄した感染症はまだ完全に払底できたわけではありませんが、今年こそは、ゆったりとした気持ちで友と酒を酌み交わしたい。そんな読者の気持ちに応え、久々に酒器を特集します。今回は、個人蔵の逸品から、酒器に一家言を持つ美術商のコレクションなど、すてきな酒器をたずねて各地を旅します。解禁のいまこそ持ちたい、酒器を紹介します。

MENOME CHANNEL

特集 Special Feature

「酒器をたずねて 時代と人を映す盃」

葉山参籠
コロナ禍を慰めてくれた富士と酒器
白洲信哉

東京編|案内人
利菴アーツコレクション

大分編|案内人
花元

京都編|案内人
大吉

注ぐうつわと受けるうつわの見立て遊び
安東敬三×杉本理×肥後崇司×志村晃良

嬉しさごと伝える
上原永山堂

島根編|案内人
IMADO

 

collecteurs asile

コラムでつなぐ蒐集の世界
歴史との距離感 近衛忠大
骨董片々録 勝見充男
車 武田公実
絵画 土森智典

 

連載 Series of “Mind’s Eye”

佳風亭夢想茶会 書画道具あわせ
——潮田洋一郎

菓子皿考
——内田風知

ほっとけない仏たち 静岡
新光明寺の阿弥陀如来 (静岡市)
——青木淳

眼の哲学 青山二郎の言葉
——森 孝一

京都迷店案内 アトリエ翠々
——上野昌人

舞台裏の辰星たち
池正 池谷正夫(前編)
——平野龍一

美の仕事 平野古陶軒
——原研哉

 

Topics & Report

美濃窯発見秘話 英次郎

寄稿 琳派拾穂抄 後編 池田和臣・板坂則子

観じる民藝 ―尾久彰三コレクション
[利菴アーツコレクション]

2022 春季海外オークション

チベタンアンティークの世界 後編

清水九兵衞/六兵衞[千葉市美術館]

菅木志雄×平安仏[ギャラリー古今]

京ノ花合せ(京都花めぐり編)
IDOCHA KYOTO
——藤田修作