楽しい絵本・葛飾北斎「富嶽百景」を読む 世界で最も有名な日本人・葛飾北斎の代表作「富嶽百景」を読み解く 江戸時代、空前の大ヒットシリーズとなった『冨嶽三十六景』。なかでも「神奈川沖浪裏」は、約200年後の現代においても世界で最も高い評価を受ける浮世絵です。そして絵本『富嶽百景』全三編は『冨嶽三十六景』と重なる同時代に発刊されました。『富嶽百景』は絵本様式のため、単色でスペースもそれ程広くはありません。しかし、絵本様式でなければ描けない絶妙な富士山の絵が、102画も描かれています。本書『楽しい絵本・富嶽百景を読む』は、これまでの定説に縛られない著者独自の解説を試みています。本書を読めば、北斎がわが国の誇る富士山をどのように受け止めていたのかが、わかるかもしれません。 有泉豊明 著 RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2025年8・9月号No.582 古美術をまもる、愛でる 日本の古美術には、その品物にふさわしい箱や仕覆などを作る文化があります。 近年では、そうした日本の伝統が海外でも注目されるようになってきましたが、箱や台などをつくる上手な指物師、技術者は少なくなっています。 そこで今回は、古美術をまもる重要なアイテムである箱・台などに注目して、数寄者のこだわりと制作者たちの工夫をご紹介します。 試し読み 購入する 読み放題始める POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 大豆と暮らす#2 うなぎもどき|日本人と大豆の長い付き合いが生んだ「もどき料理」 稲村香菜Others | そのほか 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション 映画レビュー 配信開始|骨董界の夢とリアルを描いた 映画『餓鬼が笑う』 Others | そのほか 骨董ことはじめ⑥ 骨董ビギナー体験記|はじめて骨董のうつわを買う Others | そのほか 超! 日本刀入門Ⅰ|日本刀の種類について解説します Armors & Swords | 武具・刀剣 阿蘭陀 魅力のキーワード 阿蘭陀の謎と魅力 Ceramics | やきもの 煎茶と煎茶道 日本人を魅了した煎茶の風儀とは? History & Culture | 歴史・文化 日本橋・京橋をあるく 特別座談会 骨董街のいまむかし People & Collections | 人・コレクション 夏酒器 勝見充男の夏を愉しむ酒器 Vassels | うつわ 東京アート アンティーク レポート #4 街がアート一色に|美術店めぐりで東京の街を楽しもう Others | そのほか 札のなかの万葉 百人一首と歌留多のこころ History & Culture | 歴史・文化 眼の革新 大正時代の朝鮮陶磁ブーム 李朝陶磁を愛した赤星五郎 History & Culture | 歴史・文化