企画展紹介|昂KYOTO・imura art gallery

京の銘木にふれる 木と器展

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『目の眼』電子増刊で陶芸家・辻村史朗さんとの連載を続けているギャラリー「昂kyoto」代表の永松仁美さん。

このたびイムラアートギャラリーと共同で「木と器」展を同時開催する。

 

今回は長年にわたり数々の銘木を扱ってきた「泰山堂」とのコラボレーション企画で、泰山堂謹製の敷板や捶撥と、「昂kyoto」のうつわとの取り合わせを楽しめる。 一方、イムラアートギャラリーでは、大盤の一枚板をずらりと並べる予定だ。

 

以下は永松さんからのメッセージ。

 

設るという作為に私は常に 自然が織りなす力に助けられて来た。

草花が添えられた一輪挿しがプリンシパルとすれば敷板となる「銘木」は舞台なのである。

結局の所、見せたかったはずのそれらを包み込んでしまう舞台の大らかさに何時もただ感動させられる私がいる。

生まれ、育った環境、癖、性格に至るまで知れば知るほど「銘木」という名の舞台が愛しく本物の意味を教えてくれる。

天井桟敷より臨むこんな私でさえすっかり目が肥えてしまい、もう元に戻れない自分が可笑しくもある。

是非、触れて見て選び自身の生活に添えてみてほしい。

そして元に戻れ無くなった事実を是非とも何時か共有しようではないか。

泰山堂主人にお力添えを賜り敷板や捶撥を昂kyotoにて。

屋久杉などの希少な大盤の一枚板ばかりを イムラアートギャラリーにて展観致します。

どうぞご高覧頂けましたらば幸いでございます。

昂kyoto 永松仁美

 

 

 

 

企画展情報 「木と器」 会期

会期:2025年5月2日(金) – 5月11日(日)

会場:imura art gallery  〒606-8395  京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31  TEL: 075-761-7372

   昂KYOTO     〒605-0074  京都市東山区祇園町南側581 ZEN2F  TEL: 075-525-0805

 

 


 

*これまで雑誌『目の眼』に掲載された永松仁美さんのコラムは、こちらから

 

*『目の眼』電子増刊号に掲載中の陶芸家・辻村史朗さんとの対談連載の第1回も、ウェブマガジンに配信中です。

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