「目の眼」12月号酒器特集 速報!

11月15日発売の「目の眼」12月号の特集は“酒器”です。
「ゆく酒器 くる酒器」と題し益田鈍翁、松永耳庵、青山二郎、秦秀雄などの旧蔵品が新たな所蔵者のもとで愛されている様子を紹介します。
旧蔵品を偲ぶ酒宴には勝見充男さん、織部、黄瀬戸、備前など桃山古陶の酒宴では前澤友作さんが登場します。

発売まであと2週間!絶賛編集作業中です!

お楽しみに…

 

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目の眼2024年9月号 No.576

信楽の佇まい

土味と釉流しの色香

六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。