2015年2月号 No.461

日本のこころ 西洋のかたち

東西 美の出会い

2015年01月15日 発売

定価 1,100円(税込)

16世紀、ヨーロッパとの直接貿易が始まって約500年。その間に、様々なものが日本とヨーロッパの間を行き交い、新たに色々なものが生まれました。特集では二本立て。 第1部では東西の出会いが生んだ美を、陶磁器を中心に見ていきます。第2部はオーストリア紀行。ウィーンで出会った日本にも通じる美と技の伝統をご紹介します。

特集

東西 美の出会い
日本のこころ 西洋のかたち

 

第1部 

日本の心を映すヨーロッパの器

陶磁器にみる日本とヨーロッパの出会い
鈴田由紀夫
有田の色絵を写した欧州の磁器
柴田 アニー、政章
阿蘭陀と京阿蘭陀
セーブルで働いた日本人・沼田一雅
勝川達哉

 

第2部 

オーストリア紀行

日本・オーストリア文化交流の先駆け
ウィーン万国博覧会
森本和男
ウィーンのルーシー・リー
西マーヤ
眠りから覚めた初期ルーシー・リー作品
匠とマイスター
石川県とウィーンを結ぶ伝統工芸

 

特集2

桃山に生きた古田織部の和のこころ
対談 名児耶 明 荒川正明

 

 

連載 Series of “Mind’s Eye”

厨人器人 第十九回
アイアンシェフ脇屋友詞とうつわの饗宴
大里成子さんの中国アンティーク食器コレクション
#19. 粉彩花果輪花台鉢

 

気になる新しい骨董屋たち
第二回 antiques tamiser
勝見充男

 

骨董の次第を整える 第一部
平等院鳳凰堂 梵鐘の拓本を飾りたい①

 

清く正しく自然な
照明テクニック 第十四回
藤原 工

 

柳宗悦 美に用いられた人
第二回 序章 木喰仏の発見(中)
若松英輔

 

美の仕事を追う
茂木健一郎
~脳科学者、骨董街を奔る! 第二十三回
此岸から彼岸への移ろい

 

SPOT&REPORT

茶会記の取合せをみる
秋のオークションレポート
「唐津窯元ツーリズム」を歩く
京ノ花合せ 弐ノ月 白玉椿

 

コラムでつなぐ蒐集の世界

車 ロブ・ハバード
時計 大江丈治
異文化交流 市田ひろみ
オークション紀行 大聖雄幸