2021年8月号 No.539

伊万里の絵ごころ 

いま、見るべき江戸のデザイン

2021年07月15日 発売

定価 1,320円(税込)

目にも涼しいブルー&ホワイトの磁器は、永く、中国大陸でのみ生産される宝物でした。その美しく、清潔感あふれるうつわは、世界最先端技術の結晶だったのです。 17世紀初頭に日本で誕生した伊万里焼は、先進国である中国の青花磁器に学び、その文様やデザインを貪欲に吸収して、わずか数十年で世界市場を席巻します。今特集では、江戸期に生み出された伊万里の文様やデザインに注目して、優品をたっぷりと紹介しています。ぜひご覧ください。

MENOME CHANNEL

特集  Special Feature

伊万里の絵ごころ いま、見るべき江戸のデザイン

全国で蒐めた超大皿コレクション

コレクターインタビュー

独自の眼を磨けば伊万里はまだまだおもしろい/瀬川竹生さん

芙蓉手から古伊万里へ/善田のぶ代

伊万里が描いた近世〜近代/村上ふみ

古美術店で伊万里をさがす

瀧川峰晴堂/戀壺洞/SEKIGAWA FINE ART/てっさい堂ギャラリー安原/古美術佃

古美術清水/前坂晴天堂/利菴アーツコレクション/古美術三樹/奈々八

 

連載 Series

佳風亭夢想茶会 書画道具あわせ
潮田洋一郎

福森雅武 摘草話

ほっとけない仏たち 和歌山
吉祥寺の聖観音像(有田川町)
青木淳

眼の哲学 青山二郎の言葉
森 孝一

京都迷店案内 冨田潤染織工房
上野昌人

舞台裏の辰星たち
古美術薮本 薮本俊一(前編)
平野龍一

日本刀 五ヶ伝の旅 備前伝 長船景光
田野邉道宏

美の仕事 古美術 宮下
原研哉

 

collecteurs asile

コラムでつなぐ蒐集の世界
骨董片々録 勝見充男
車     武田公実
ジュエリー 有川一三
絵画    土森智典

 

Topics & Report

三勝ゆかた博物館
北斎づくし[東京ミッドタウン・ホール]
揚州八怪展[大阪私立美術館]
玉水焼 三代[樂美術館]
寄稿 「光明皇后 楽毅論」松宮貴之
魯山人再定義[銀座黒田陶苑]
京ノ花合せ(京都花めぐり編) ギャラリー創/藤田修作