目の眼2月号

本年も目の眼をご愛読ありがとうございました。最新号の2月号は東京国立近代美術館で3月21日まで開催中の「没後40年 熊谷守一生きるよろこび」展にあわせ、熊谷守一の独特の書と墨絵を取り上げます。油絵に注目される熊谷守一ですが、書と墨絵も独特の世界観で親しまれています。また、二大特集として中国の俑も取り上げます。大阪市立東洋陶磁美術館で開催される「唐代胡人俑 ーシルクロードを駆けた夢」展のご紹介と、古美術界でもっとも俑に詳しい川島公之さん(繭山龍泉堂代表)に日本人に愛でられてきた俑を紹介していただきました。目の眼2月号は12月29日発売です。

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いとしき煎茶器

あそびと品位

茶は現代では嗜好品として愛飲されていますが、古くは薬として用いられ、その後も最新の大陸文化を背負って輸入され、中世から近代の日本カルチャーにも大きな影響を与えてきました。なかでも煎茶は江戸初期にもたらされ、将軍家から庶民まで広く親しまれ昭和初期まで隆盛を誇りました。またその道具も、平和な時代の気風を表すかのようなすっきりしたデザインのものが多く、シンプル&ミニマルデザインを好む現代人の暮らしにも取り入れられています。今号ではモノ目線で煎茶器の魅力と今の生活にあった取り合わせを紹介します。