古美術店情報|五月堂 東京・京橋から日本橋へ 五月堂が移転オープン Others | そのほか 古筆をはじめ、日本美術の優品を扱うことで知られる五月堂が、長年住み慣れた京橋から日本橋へ移転。去る9月24日、新しいお店がオープンしました。 新居は、ギャラリービルとして建てられた箔屋町ビルの1階。上階にはギャラリーこちゅうきょ、浦上蒼穹堂、紫鴻画廊という日本を代表する美術商が入っています。新しい五月堂の店内は、日本美術のお店らしく、襖で間仕切りを設けた応接フロアに、広い床の間が設えられて、少し落とした照明の、心落ち着く空間です。床の間には平安古筆が掛けられていました。 店内はお祝いの花にあふれ、五月堂2代目の上野哲さんの人柄の良さと信用がわかります。「引っ越しは大変でしたが、素晴らしいビルに移転でき、たくさんのお客様、同業者がお祝いにかけつけてくれまして、身が引き締まりました」と上野さん。 10月12日〜14日開催の東美特別展では、伝西行の古筆など、名品優品を出展予定とのことですが、ぜひ新しいお店にも出掛けてみてはいかがでしょうか。 ◆ 雑誌『目の眼』おすすめ関連記事:五月堂の紹介記事をご覧いただけます。 2024年10月号 東美特別展特集 2022年7月号 特集 書の宝庫 名筆をみる、よむ:古美術店を訪ねる 五月堂 2020年10月号 連載 澤田瞳子の美の仕事 五月堂「古筆に魅せられる店」 Information 店名 五月堂 TEL 03-6281-9322 住所 日本橋3-6-9 箔屋町ビル1F RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2025年2・3月号No.579 織部のカタチ アバンギャルドな粋 戦国時代に一世を風靡した織部焼。歴史上に生きた人物を後年に名に冠した珍しいやきものです。 大胆な造形と革新的なデザインは多くの人々を魅了し、日本人の美意識を中世から近世へとシフトアップさせました。それから400年、令和の時代となっても織部焼は高い人気を誇っています。今回は伝世の茶道具からうつわ、陶片にいたるまで、多彩な展開を見せた織部を現代に継承し、使いこなす愉しみを紹介します。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 加藤亮太郎さんと美濃を歩く 古窯をめぐり 古陶を見る Ceramics | やきもの 羽田美智子さんと巡る、京都の茶道具屋紹介 茶道具屋さんへ行こう Vassels | うつわ 連載|美の仕事・茂木健一郎 テイヨウから、ウミガメに辿りついたこと(壺中居) Ceramics | やきもの 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション 連載|辻村史朗(陶芸家)・永松仁美(昂 KYOTO店主) 辻村史朗さんに酒場で学ぶ 名碗の勘どころ「井戸茶碗」(前編) Ceramics | やきもの 12月開催|オススメ展覧会&企画展情報 Others | そのほか 稀代の美術商 戸田鍾之助を偲ぶ People & Collections | 人・コレクション 正宗の風 相州伝のはじまり “用と美”の革新、名刀匠正宗の後継者・正宗十哲が繋ぐ相州伝 Armors & Swords | 武具・刀剣 展覧会情報 装い新たに 荏原 畠山美術館として開館 History & Culture | 歴史・文化 骨董ことはじめ② めでたさでまもる 吉祥文に込められたもの History & Culture | 歴史・文化 アンティーク&オールド グラスの愉しみ 肩肘張らず愉しめるオールド・バカラとラリック Vassels | うつわ スペシャル鼎談 これからの時代の文人茶 繭山龍泉堂 30年ぶりの煎茶会 龍泉文會レポート People & Collections | 人・コレクション