知られざる高麗仏画の展覧会 明日3/4から「高麗仏画 香り立つ装飾美」が東京の根津美術館で始まります。京都の泉屋博古館と共同で昨年11月に先に開催され、目の眼2016年11月号でもご紹介しました。高麗仏画は世界で約165件しか確認されておらず、そのうち110点あまりが日本で見つかっています。 謎の多い高麗仏画は、近年修復や研究が進み、知られざる作品が見つかる可能性もあり、注目されています。 そしてなにより、その流麗な線描や透き通る布の表現、金泥の細かい装飾が美しい絵画です。なかなか一堂に見られない価値ある展覧会です。 泉屋博古館の展覧会とでは、17作品が入替えになっていますので、すでに京都でご覧になったという方も足を運ばれてみてはいかがでしょうか。3月31日までです。 根津美術館 東京都港区南青山6-5-1 詳しくは根津美術館ホームページへ http://www.nezu-muse.or.jp RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2025年6・7月号No.581 大阪・関西 美の祭典へ 大阪・関西万博が開催される2025年は、大阪を中心に京都、奈良の国立博物館で国宝、重要文化財が勢揃いする日本美術の展覧会が開催され、大阪美術倶楽部でも日本中の古美術商が出展する特別展が開催されます。まさに、関西・万博と同時に美の祭典となっている大阪。いま関西で見たい美の真髄、その見どころをご紹介。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 名碗を創造した茶人たち Vassels | うつわ 骨董ことはじめ⑤ 明治工芸という世界|清水三年坂美術館・村田理如コレクション People & Collections | 人・コレクション 連載|辻村史朗(陶芸家)・永松仁美(昂 KYOTO店主) 辻村史朗さんに”酒場”で学ぶ 名碗の勘どころ「井戸茶碗」(前編) Ceramics | やきもの オークション情報 5/10開催|雅寳GAVEL春季オークション Others | そのほか 骨董ことはじめ⑨ みんな大好き ”古染付”の生まれた背景 連載|真繕美 唐津の肌をつくるー唐津茶碗編 最終回 Ceramics | やきもの 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション 展覧会情報 装い新たに 荏原 畠山美術館として開館 History & Culture | 歴史・文化 日本橋・京橋をあるく 特別座談会 骨董街のいまむかし People & Collections | 人・コレクション 加藤亮太郎さんと美濃を歩く 古窯をめぐり 古陶を見る Ceramics | やきもの 阿蘭陀 魅力のキーワード 阿蘭陀の謎と魅力 Ceramics | やきもの TSUNAGU東美プロデュース 古美術商が語る 酒器との付き合い方 Vassels | うつわ