2013年4月号 No.439

円空の微笑みと白

2013年03月15日 発売

定価 1,100円(税込)

『目の眼』の新しい門出となる新装刊第一号。その記念すべき号の巻頭特集で、いったい何を採り上げるべきか、いろいろと論議を重ね、さまざまな古美術が俎上にあがったところで「円空さんにしよう」と特集が決まった。 円空は江戸時代の寛永~元禄という、経済と文化が興隆した華やかな時代を生きた。だが円空は浮かれる世間に背を向け、日本各地を巡り、険しい山中へ分け入った。政治・経済・文化のすべてが行き詰まってきた現代日本の美術ファンに、いまこそ円空さんが刻み遺した想いを伝えられればと、この特集をお送りします。

特集1 Special Feature

円空の微笑みと白
編集長 白洲信哉が辿る樹と雪と仏との邂逅

 

特集2

スペシャル対談
細川護光近衞忠大
千年つづく旧家の次期当主が語る歴史と美

 

小特集 Collection

現代ニッポン蒐集家列伝 第一回
茂木計一郎コレクション

 

美の仕事を追う

茂木健一郎
脳科学者、骨董街を奔る!
第一回 テイヨウから、ウミガメに辿りついたこと

 

collecteurs asile 

  
コラムでつなぐ蒐集の世界
涌井清春
時計 大江丈治
しつらい 桑村祐子

 

連載 Series of “Mind’s Eye”

ヒトとモノ 第十二回
徳川家広

 

旅苞がたり 第四回
  民俗のヨーロッパ
松井健

 

寄稿
幻の横浜七宝?銀胎七宝からの仮説
田邊哲人

 

SPOT

アートフェア東京2013
幸之助と伝統工芸
若狭・多田寺の名宝

 

今月の花

嶋田静坡 煎茶・松香庵流

 

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