2021年11月号 No.542

刀剣を

特別重要刀剣とはなにか

2021年10月15日 発売

定価 1,320円(税込)

平安時代末より1000年の歴史を伝える日本刀。中世〜近代にいたるまで、動乱の時代が終わるたびに刀剣の再評価がおこなわれ、そのときどきの権力者に名刀が受け継がれていきました。 日本人は、常に刀剣を鑑定し続けてきたともいえます。現在国宝や重要文化財に指定されている刀剣の多くは、そうした伝統的な評価を下地としながら、刀剣自体の美しさだけでなく、それに付随した物語や、誰が造り、持っていたかという伝来も重視されています。

MENOME CHANNEL

特集  Special Feature

刀剣をる 特別重要刀剣とはなにか

刀剣博物館「日本刀 珠玉の名品展」

市井の名刀、その価値をみいだす/石井 彰(日本美術刀剣保存協会)

刀剣の審査・鑑定について

特別重要刀剣とは/日野原 大(日本美術刀剣保存協会)

特別重要刀剣50年をふりかえる 想い出に残る名刀たち/田野邉道宏

刀剣店主にきく 忘れられない特重

真玄堂/霜剣堂/銀座長州屋/泰文堂/盛光堂

名刀に込められた物語にふれる サントリー美術館「刀剣 もののふの心」

刀とともに生きた最期の男たちを映画化/「燃えよ剣」

 

連載 Series

七つの海を渡る中国陶磁
「 祥瑞」雑識(上)—「神童詩」の登場
金 立言

菓子皿考
内田風知

佳風亭夢想茶会 書画道具あわせ
潮田洋一郎

京都迷店案内 塩津植物研究所
上野昌人

ほっとけない仏たち 兵庫
福田寺の阿弥陀如来 (尼崎市)
青木淳

眼の哲学 青山二郎の言葉
森 孝一

舞台裏の辰星たち
甍堂 青井義夫 後編
平野龍一

美の仕事 ギャラリーかんかん本店
村治佳織

 

collecteurs asile

コラムでつなぐ蒐集の世界
骨董片々録 勝見充男
車     武田公実
ジュエリー 有川一三
大英博物館 矢野明子

 

Topics & Report

正倉院展[奈良国立博物館]
森川杜園展[奈良県立美術館]
殷墟展[繭山龍泉堂・RYUSENDO GALLERY]
KOGEI Next 展[古美術鐘ヶ江]
猪口展[井上オリエンタルアート日本橋]
秋の古美術店イベント[オリエント考古美術太陽・欧亜美術]
2021秋季オークション
秋の骨董イベント[金沢美術倶楽部・目白コレクション・京都アンティークフェア・おおさか骨董アンティークフェスタ]
道具屋めいてい研究所 自由研究発表会

京ノ花合せ(京都花めぐり編)
Pass /藤田修作