「赤木明登:茶の箱展」が開催中

『目の眼』の連載コラム「座右のかたち」の執筆者、赤木明登さんの作品展示会が、
東京・銀座思文閣で開催中です(~3/12迄)。
新作の「茶の箱」12点のほかにも、椀や洋皿などの品々が揃っています。
赤木氏の様々な作品を東京でご覧いただける機会ですので、お見逃しなく。

 

赤木明登 茶の箱展
> 会場:銀座思文閣

[東京都中央区銀座5丁目3番12号 壹番館ビルディング  Tel: 03-3289-0001]
> 期間:開催中~3月12日(日)まで

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六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。