羊皮紙に描く テンペラ画

羊皮紙に卵黄を混ぜた絵の具で描く
中世装飾写本の技法 その第一人者、田崎裕子の作品と技法の集大成

Contents:
Original Works

Reproduction I

Reproducton II

Techniques
第1章 下地の作成 羊皮紙を張る

第2章 祈祷書より St.Louis of Toulouse, August 19
I 道具と材料/アシーゾ/アシーゾ以外で金を磨いて光らせる方法/金箔の種類/金箔の扱い方/絵具/筆と絵皿/卵黄メディウムを作る/カリグラフィー/ニス塗り
II 描き方
III 補足 ミッショーネ(Missione)

第3章 時祷書より Sagittarius
I 道具と材料/膠液/金箔を水置きする道具と配置/金泥を作る
II 描き方

画材、画材店、メーカー一覧
完成図 St.Louis of Toulouse, August 19
完成図 Sagittarius

 

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六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。

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