「文房聚珎ー名家収蔵文房コレクション展」開催中です

東京中央オークションが京都市美術館別館にて有名コレクターによる選りすぐりの名品の展示を開催しています。公開されることの少ない個人コレクションをじっくりと鑑賞できる貴重な機会です。

是非お立ち寄りください。

 

文房聚珎ー名家収蔵文房コレクション展
会期:4月26日(水)-30日(日)
時間:9:00-17:00(最終日は15:00まで)
会場:京都市美術館別館(京都市左京区岡崎円勝寺町13)
入場無料

 

 

img426

RELATED ISSUE

関連書籍

目の眼2024年9月号 No.576

信楽の佇まい

土味と釉流しの色香

六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。