企画展紹介|古美術三樹 『三㐂の会』〜みきのかい〜 Others | そのほか 『三㐂の会』〜みきのかい〜 㐂=喜=よろこび お客様・料理人・骨董屋 骨董のうつわを通じて三者が喜びに溢れる一日になりますように。 ⌘ 初心者大歓迎! 骨董のうつわで食事会 このたび、東京・石神井公園の「古美術 三樹」で骨董のうつわを使った楽しいイベントの案内が届いた。2日間、6回予定されている食事会は、あっという間に予約満席になったそうだが、店主の冨岡さんに企画展についてコメントを寄せていただいたので、ここで紹介したい。 *********** 伊万里を中心とした東洋古陶磁を扱う骨董屋 古美術三樹です。 この度、自店舗にて骨董のうつわ・料理・お酒をコラボした小さなイベントを開催致します。 今回、料理の創作とお酒のセレクトを担当する料理人 shojiさん(インスタグラム @shouzy0552) とは、世代も一緒で、骨董の好みも似ていて、たびたび呑みにいく気心しれた仲。 骨董のうつわ・料理・お酒で何か愉しいイベントが出来たら良いよねー、そんな酒席の会話からの企画が今回カタチとなりました。 骨董って、あくまでも趣味の世界なので、別に決まったルールはなく、好きなものを自由に選べば良いと思うのですが、とはいえ、膨大な選択肢の中から最初は何をどう選べば良いのかわからないというのも事実。 とりあえず、難しい知識は置いといて、 「こんな感じで使ってみると愉しいよね!」 そんな最初の一歩を踏み出せる、骨董のうつわが好きになる、きっかけとなればと思ってます。 参加される方々の好みの骨董のうつわを事前にお聞きしたうえで、三樹が各々のお客様の好みに合ったうつわをセレクトさせていただきます。 これらのうつわ達に、shojiさんが創作した料理、そしてセレクトしたお酒を合わせてもらいます。 当日使ううつわ達で、何か気に入ったものがございましたら御購入も可能でございます。 どれも、普段に使う視点から選んだうつわです。 実際にうつわに料理・酒を合わせた状態を御覧いただけるので、よりイメージしやすく選べると思います。 古い器に興味があって欲しいけど、生活にどう活かしたら良いんだろう?という骨董初心者の方はもちろん、お酒や食、それに纏わる文化を愛する方、長年の骨董数寄の方まで、「お客様・料理人・骨董屋」三者が心から喜べるイベントになるようおもてなしさせて頂きます。 古美術三樹 冨岡慶太 (インスタグラム @kobijutsu_miki ) *********** とのことで、骨董には詳しくないけど興味がある、という参加者のために、うつわを冨岡さんが、料理とお酒をshojiさんが、それぞれの好みにコーディネートしてくれるという、初心者ファーストな心遣いがうれしいイベント。 気になるうつわに関しては、冨岡さんの得意分野である古伊万里(初期伊万里・古九谷・柿右衛門・くらわんか)などの肥前磁器の食のうつわや酒器を中心に、古唐津・御深井・太白・古染付・李朝など、普段使いで取り入れやすいうつわを幅広く用意されるそう。 「ひとりひとりのお客様を想ってうつわを選び 心を尽くした料理とお酒を供する“茶の湯”にも通じるオーダーメイドに近いもてなしを」 というのがお二人からのメッセージ。 ぜひ参加してみたいものだ、と、この記事をアップしようとしたところで、「早々にご予約満席となりました」との冨岡さんからにメールにびっくり。 これからもこういう機会を作っていただきたいとお願いしておきましたので、次回にご期待ください! Information 『三㐂の会』〜みきのかい〜(満席のため受付終了) 名称 『三㐂の会』〜みきのかい〜(満席のため受付終了) 会場 古美術三樹 住所 東京都練馬区石神井町5-14-14 URL https://www.instagram.com/kobijutsu_miki/ RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2024年11月 電子増刊第0号 図解 骨董 古美術「基本のキホン」 日本のやきもの編【デジタル月額読み放題 限定配信】 雑誌『目の眼』として、初のデジタル版のみの刊行がスタート。これまでの雑誌のクオリティを維持しつつ、あらためて初心者向けに骨董・古美術の楽しみ方をわかりやすく紹介していきます。記念すべき初回の特集は「図解 骨董 古美術基本のキホン 日本のやきもの編」と題し、縄文土器から初期伊万里まで、多彩な進化を遂げた日本のやきものについて総解説。連載陣には、新たに陶芸家の辻村史朗さんをはじめ、本誌でも人気のリレー連載「美の仕事」に料理家・土井善晴さんにご登場いただいています。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 源氏モノ語り 秘色青磁は日本に来たか Ceramics | やきもの 展覧会情報 今秋、約50年ぶりのはにわ展/東京国立博物館 Ceramics | やきもの 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション 企画展紹介|古美術三樹 『三㐂の会』〜みきのかい〜 Others | そのほか スペシャル鼎談 これからの時代の文人茶 繭山龍泉堂 30年ぶりの煎茶会 龍泉文會レポート People & Collections | 人・コレクション 古信楽にいける 花あわせ 横川志歩 Vassels | うつわ 眼の革新 時代を生きたコレクターたち People & Collections | 人・コレクション 煎茶と煎茶道 日本人を魅了した煎茶の風儀とは? History & Culture | 歴史・文化 夏酒器 勝見充男の夏を愉しむ酒器 Vassels | うつわ 花あわせ 心惹かれる花は、名もなき雑草なんです Vassels | うつわ 阿蘭陀 魅力のキーワード 阿蘭陀の謎と魅力 Ceramics | やきもの 小さな煎茶会であそぶ 自分で愉しむために茶を淹れる History & Culture | 歴史・文化