器と心

永松仁美

昂KYOTO店主

  文月。   街中、商店という商店の玄関先には賑やかに祇園祭りの奉賛の札が貼られ、祭りが無事に終わるまでの間、皆がそっと心で手を合わせ感謝し見守りながら、それぞれの気忙しさが増す祇園街です。 梅雨が去り一瞬爽やかに初夏…

ギャラリー昂KYOTOの店主・永松仁美さんの6月のコラムは、「水無月の思い出」。水無月に入り、京都では夏越の祓えに水無月を食べる習慣があります。氷を模したういろうに小豆を乗せた水無月が出始めると、昔から京都の人たちは安心し、神社には茅の輪が飾るそうです。