2019年10月号 No.517

剣と鎧の日本史

刀剣甲冑の美と進化

2019年09月16日 発売

定価 1,320円(税込)

日本刀はあいかわらず人気で、全国の美術館や博物館だけでなく、神社やお寺など、これまでは滅多に公開してこなかったところも所蔵の名刀をご開帳してくれるようになりました。そこで今年の『目の眼』の刀剣特集は、刀剣の理解をより深めるために、甲冑や武具もふくめた総合的な「武器・武具の機能美」や「武家の美意識」を紹介したく、福岡市博物館で開催される「侍展」(9/7 〜 11/4)を中心に「武士の盛装」である日本の刀剣と武具の進化と美について紹介します。

特集  Special Feature
剣と鎧の日本史 刀剣甲冑の美と進化

武士の盛装にみる美意識
福岡市博物館「侍 もののふの美の系譜」展

着て見てわかる! 鎧と兜のキホン
東京国立博物館「日本のよろい!」展

大大名の“文”と“武”
広島県立美術館「入城400年記念 広島浅野家の至宝—よみがえる大名文化—」展

謎多き日本刀の“プロトタイプ”
春日大社「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展」

武具甲冑のわざを次代に繋ぐ人 佐藤誠孝

名刀総覧をめざす博物館 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」プレビュー

 

連載
剛力彩芽の美のてほどき
京都迷店案内  上野昌人
座右のかたちⅡ  内田鋼一
ほっとけない仏たち 青木 淳
ふしぎの国のアトキンソン デービッド・アトキンソン
日本刀 五ヶ伝の旅 田野邉道宏
柳宗悦 美に用いられた人 若松英輔
美の仕事 秋川雅史
EUREKA ヘウレカ 古美術の目利きが惚れ込む現代アート

 

コラムでつなぐ蒐集の世界
韓国     尾久彰三
車      武田公実
ジュエリー  有川一三
絵画     土森智典

 

Topics & Report
福岡市美術館リニューアル
東美アートフェア
魏晋南北朝の美術 [繭山龍泉堂]
中国陶磁展 [井上オリエンタルアート日本橋]
お盆展 [GALERIE AZUR]
薩摩隼人の書と絵画展 [森記念秋水美術館]
京都アンティークフェア
利茶土 in 聚光院 [大徳寺塔頭 聚光院]
珠洲焼展 [渋谷ヒカリエ・珠洲焼資料館]
古唐津×中国美術展 [観宝堂・古美術吉戸]
京ノ花合せ(京都花めぐり編) 藤田修作

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