十手 破邪顕正の捕物道具 谷口柳造著 時代劇でおなじみの十手。本書は、室町時代後期から昭和初期まで、街の治安を守ってきた捕方役人たちが実際に使用してきた十手約300点をはじめ捕縄・手鎖・錠前など谷口柳造さんが収集した各種捕物道具を集大成した、たいへん貴重な一冊! 十手の起源から現代の警棒に至るまでの歴史的展開と、バラエティ豊かな造形と機能美の今まで知らなかった世界が体験できます。 第一章 十手の研究 …各部位の名称・役割/宝棒から鼻捻へ/鐵杖、吾杖、鐵塔(鉄刀)/打ち払い十手/文禄の役と捕具の成り立ち/十字實手/転木/竹十手/真鍮十手/脇差・短刀拵え十手/遠島と島十手/目盛付十手/米差十手/etc. 第二章 捕縛の理念 …捕縛の起源/捕縛の理念/不動印/九字護身法/卍秘法/捕縄四季弁色の制/軍陣縄/手縄/破邪顕正の型/江戸町方十手捕縛扱い様/江戸幕府の捕縄法/法蔵寺の早縄/不動印と十手 RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼 電子増刊第6号 残欠 仏教美術のたからもの デジタル月額読み放題サービス 今特集では仏教美術の残欠を特集。 残欠という言葉は、骨董好きの間ではよく聞く言葉ですが、一般的にはあまり使われないと思います。ですが、骨董古美術には完品ではないものが多々あります。また、仏教美術ではとくに残欠という言葉が使われるようです。 「味わい深い、美しさがあるからこそ、残欠でも好き」、「残欠だから好き」 残欠という響きは実にしっくりくる、残ったものの姿を想像させます。そこで今回は、残った部分、残欠から想像される仏教美術のたからものをご紹介します。 試し読み 購入する 読み放題始める POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 展覧会紹介|堺市博物館 仁徳天皇陵古墳のお膝元で、幻の副葬品が初公開中! Religious Arts | 宗教美術 小さな煎茶会であそぶ 自分で愉しむために茶を淹れる 佃梓央前﨑信也History & Culture | 歴史・文化 東京アート アンティーク レポート#2 いざ美術店へ |「美術解説するぞー」と行く! 鑑賞ツアー レポート Others | そのほか 百済から近代まで 歴史の宝庫、韓国・忠清南道(チュンチョンナムド) History & Culture | 歴史・文化 大豆と暮らす#4 骨董のうつわに涼を求めて ー 豆花と冷奴 稲村香菜Others | そのほか 展覧会紹介|根津美術館 焼き締め陶の魅力を一堂に Ceramics | やきもの コラム|大豆と暮らす#5 消えかかる台湾との縁。台湾で生まれた祖父と、日本で生きた曽祖父の物語 稲村香菜History & Culture | 歴史・文化 世界の古いものを訪ねて#4 石に囲まれた風景と、人の暮らしに根ざした歴史をたどる 山田ルーナHistory & Culture | 歴史・文化 『目の眼』リレー連載|美の仕事 村治佳織さんが歩く、東京美術倶楽部で愉しむアートフェア Others | そのほか 古美術店情報|五月堂 東京・京橋から日本橋へ 五月堂が移転オープン Others | そのほか 煎茶と煎茶道 日本人を魅了した煎茶の風儀とは? History & Culture | 歴史・文化 東京アート アンティーク レポート#3 骨董のうつわで彩る”食”と”花” Others | そのほか