十手 破邪顕正の捕物道具 谷口柳造著 時代劇でおなじみの十手。本書は、室町時代後期から昭和初期まで、街の治安を守ってきた捕方役人たちが実際に使用してきた十手約300点をはじめ捕縄・手鎖・錠前など谷口柳造さんが収集した各種捕物道具を集大成した、たいへん貴重な一冊! 十手の起源から現代の警棒に至るまでの歴史的展開と、バラエティ豊かな造形と機能美の今まで知らなかった世界が体験できます。 第一章 十手の研究 …各部位の名称・役割/宝棒から鼻捻へ/鐵杖、吾杖、鐵塔(鉄刀)/打ち払い十手/文禄の役と捕具の成り立ち/十字實手/転木/竹十手/真鍮十手/脇差・短刀拵え十手/遠島と島十手/目盛付十手/米差十手/etc. 第二章 捕縛の理念 …捕縛の起源/捕縛の理念/不動印/九字護身法/卍秘法/捕縄四季弁色の制/軍陣縄/手縄/破邪顕正の型/江戸町方十手捕縛扱い様/江戸幕府の捕縄法/法蔵寺の早縄/不動印と十手 RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2025年12月号・2026年1月号No.584 廣田不孤斎の時代 新しい美の発見者 廣田松繁(不孤斎 1897 〜1973)は、東京・日本橋に西山保(南天子)とともに壺中居を創業し、国際的評価の高い鑑賞陶磁の名店に育てました。今号は小説家の澤田瞳子さんをはじめ、不孤斎本人を知る関係者の方々を取材。旧蔵品や資料から、不孤斎が見出した美を特集します。 そのほか宮武慶之さんと陶芸家の細川護熙さんの対談や、デザイナーのNIGO®さん、起業家の伊藤穰一さんへのインタビューなど、現代数寄者やクリエイターの方たちを紹介します。 試し読み 購入する 読み放題始める POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 骨董ことはじめ⑧ 昭和100年のいまこそ! 大正〜昭和の工芸に注目 Others | そのほか 世界の古いものを訪ねて#8 2025秋のシャトゥ蚤の市。フランスの小さなカフェオレボウルと、見立ての旅。 山田ルーナOthers | そのほか 超! 日本刀入門Ⅰ|日本刀の種類について解説します Armors & Swords | 武具・刀剣 企画展紹介|ザ・プリマ・アートセンター(韓国) ソウルに新たな美術館 誕生 THE PRIMA ART CENTER Ceramics | やきもの 縄文アートプライベートコレクション いまに繋がる、縄文アートの美と技 Ceramics | やきもの 展覧会紹介|もうひとりの28 もうひとりの28 人気企画展ふたたび Others | そのほか 骨董ことはじめ④ “白”を愛した唐という時代 History & Culture | 歴史・文化 展覧会紹介|福本潮子ー藍の海ー 海のように藍が染まる〜福本潮子の世界を堪能する個展、銀座和光にて People & Collections | 人・コレクション スペシャル鼎談 これからの時代の文人茶 繭山龍泉堂 30年ぶりの煎茶会 龍泉文會レポート People & Collections | 人・コレクション 古唐津の窯が特定できる「分類カード」とは? 村多正俊Ceramics | やきもの コラム|大豆と暮らす#5 消えかかる台湾との縁。台湾で生まれた祖父と、日本で生きた曽祖父の物語 稲村香菜History & Culture | 歴史・文化 眼の革新 鈍翁、耳庵が愛した小田原の風 People & Collections | 人・コレクション