目の眼7月号 北欧のうつわ 発売中

目の眼7月号特集は北欧のうつわです。古美術の雑誌で北欧のうつわ? 
北欧で陶芸制作が興隆を見るのは1900年初頭から1950年代頃。
わずか50年100年ほど前のことです。
北欧の陶芸家は日本や中国、朝鮮の陶磁器に興味を抱いて熱心に研究、自分の作品へと取り込みました。
そのうつわに注目し、北欧のデザインを評価して、昭和初めに実際に見に行った人物がいました。
民藝を提唱した柳宗悦と濱田庄司でした。
意外にも北欧と日本の陶芸は古くから繋がっていたのです。
北欧の作品は古美術とはいえないものですが、
そこにはいいものを生み出したいという作家のこころが形と
なったうつわが存在しています。
目の眼としては異例の新しい「古美術」ですが、北欧と日本との繋がり、
古美術に通じる形、精神を感じ取っていただけたら幸いです。
ひょうしみほん

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廣田松繁(不孤斎 1897 〜1973)は、東京・日本橋に西山保(南天子)とともに壺中居を創業し、国際的評価の高い鑑賞陶磁の名店に育てました。今号は小説家の澤田瞳子さんをはじめ、不孤斎本人を知る関係者の方々を取材。旧蔵品や資料から、不孤斎が見出した美を特集します。 そのほか宮武慶之さんと陶芸家の細川護熙さんの対談や、デザイナーのNIGO®さん、起業家の伊藤穰一さんへのインタビューなど、現代数寄者やクリエイターの方たちを紹介します。

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