【品切れ】仏は常にいませども 古美術と花と中世のうた 「梁塵秘抄」より 目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集。 平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠われています。選者の後白河院は、今様に狂い、貴賤の別なく歌を集め、何度ものどを潰しながら詠い、記録しました。 山本氏は、そうした「梁塵秘抄」の中に、仏教美術に込められた信仰に通じるこころを見出し、「遊女ささら」と古物を愛好する「おとこ」との対話というウィットに富んだ構成で、考えさせられる含蓄を含みつつ、収集の煩悩と悟りへの憧憬を面白く描いています。 自身の蒐集品と古美術愛好から得た知見を惜しみなく披露し、研究者とは違った視点から日本美術の心象を描いたこれまでにない一冊です。 序 瀬谷貴之 御手洗いの遊女ささら、古物に溺れつつ成仏を願うおとこに憑依し、「梁塵秘抄」のうたの中で語り合います 生い立ち 浮華 大日如来 生命としての時間 一夏 池の汀 石清水 観世音菩薩 雑華経 障り 竹の園生 心の澄むもの 流れの君達 暁 船筏 古道 前裁秘抄 童子の戯れ 苦行 常盤 長柄 熊野 愛行輦 賀茂の社 角三つ生いたる鬼 覚悟の月 古美術と花「梁塵秘抄」のうた RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2026年2・3月号No.585 須恵器 世界を変えたやきもの SUEKI Change the World これまでにない大規模な須恵器の展覧会が、愛知県陶磁美術館から、兵庫、山口、東京と巡回します。 古墳時代に大陸から渡ってきた窯焼の技術によって、それまで日本になかった硬質のやきものが作られるようになりました。日本最大のイノベーションといわれる須恵器の誕生です。約30年ぶりという本格的な須恵器の展覧会を機会に、コレクターによる須恵器の愛玩の変遷もみながら、ご紹介します。 試し読み 購入する 読み放題始める POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 小さな壺を慈しむ 圡楽窯・福森雅武小壺であそぶ Ceramics | やきもの 世界の古いものを訪ねて#6 アンティークの街・ルイスで出会ったグラスと、生活の色気 山田ルーナVassels | うつわ 展覧会紹介|根津美術館 焼き締め陶の魅力を一堂に Ceramics | やきもの 大豆と暮らす#1 受け継がれる大豆と出逢い、豆腐屋を開業 稲村香菜Others | そのほか 『目の眼』リレー連載|美の仕事 橋本麻里さんが訪ねる「美の仕事」 大陸文化の網の目〈神 ひと ケモノ〉 橋本麻里People & Collections | 人・コレクション TOKYO ANTIQUE FAIR 夏の定番、古美術フェア|東京アンティークフェア Others | そのほか 白磁の源泉 中国陶磁の究極形 白磁の歴史(1) 新井崇之Ceramics | やきもの 展覧会紹介|東京ステーションギャラリー 世界を旅するインド更紗。時を超えて愛される文様と色彩の物語 Ornaments | 装飾・調度品 世界の古いものを訪ねて#1 ジュドバル広場の蚤の市|ベルギー・ブリュッセル 山田ルーナOthers | そのほか イベント紹介|スキモノムスヒ 茶と酒と人と道具と 軽やかに結ぶ スキモノムスヒ Vassels | うつわ 骨董ことはじめ⑨ 物語と笑いに満ちた江戸文化を楽しむ、ゆたかなる春画の世界 Calligraphy & Paintings | 書画 『目の眼』リレー連載|美の仕事 村治佳織さんが歩く、東京美術倶楽部で愉しむアートフェア Others | そのほか