金継ぎと漆 KINTSUGI & JAPAN 欠けたうつわを継ぎ直して金で彩色する修復法「金継ぎ」。樹脂や接着剤を使ったカンタン金継ぎが流行していますが、本書は本漆を使った本格的な金継ぎについて解説しています。 金継ぎ教室「サラーム釉花」主宰、加藤利恵子氏による、わかりやすい金継ぎの手引き書。 第一章 金継ぎの歴史 金継ぎの誕生と織田信長 日本における茶の伝来 馬蝗絆をめぐる考察 コラム1 さすらいの「こわれもの」ハンター 第二章 やきものと修理の基礎知識 やきものの種類と特徴 陶磁器の正しい扱い方 キズの種類 陶磁器の修理法 コラム2 こわれものハンター、3万3000円で名品を買う 第三章 「金継ぎ」の基礎知識 「金継ぎ」で使う道具たち 貝殻や卵の殻まで(金継ぎの材料は多種多様) 金継ぎの手順 趣味人にとっての金継ぎ 日本における文化財保護 コラム3 沖縄の金継ぎ 第四章 漆について 天然の漆にこだわる理由 漆はいつから使われたのか 価値の高い産物としての漆 漆の採取方法 食用・薬としての漆 コラム4 鯛をめぐって大騒動 第五章 「金継ぎ」と国際化 日本と西洋、美術の違い 修理に見る日本と西洋の違い 世界に知られる金継ぎ 中国で金継ぎの作品展と教室を開催 コラム5 愛すべき漆界隈の人々 コラム6 風呂吹き大根と漆 あとがき RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2025年10・11月号No.583 名古屋刀剣博物館 サムライコレクション 2024年に新しくオープンした名古屋刀剣博物館(名古屋刀剣ワールド)。 東建コーポレーション蒐集の500振を超える刀剣のほか、甲冑や刀装具、武具など、武将をテーマにした絵画など、貴重な資料群を所蔵。それらをできるだけわかりやすく紹介したいと様々な工夫が施された展示も見どころとなっている。今回は、本誌刀剣ファンのために同館の見どころや貴重な作品をご紹介。 試し読み 購入する 読み放題始める POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 アンティーク&オールド グラスの愉しみ 肩肘張らず愉しめるオールド・バカラとラリック Vassels | うつわ 大豆と暮らす#1 受け継がれる大豆と出逢い、豆腐屋を開業 稲村香菜Others | そのほか 骨董・古美術品との豊かなつきあい方② 自分だけのコレクション、骨董品との別れ方「終活」編 Others | そのほか 展覧会情報|東京国立博物館 東京国立博物館 特別展「はにわ展」|50年ぶりの大規模展覧会 Ceramics | やきもの 骨董ことはじめ⑧ 物語と笑いに満ちた江戸文化を楽しむ、ゆたかなる春画の世界 Calligraphy & Paintings | 書画 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション 小さな煎茶会であそぶ 自分で愉しむために茶を淹れる 佃梓央前﨑信也History & Culture | 歴史・文化 東西 美の出会い 日本・オーストリア文化交流の先駆け|ウィーン万国博覧会 森本和夫History & Culture | 歴史・文化 正宗の風 相州伝のはじまり “用と美”の革新、名刀匠正宗の後継者・正宗十哲が繋ぐ相州伝 Armors & Swords | 武具・刀剣 骨董ことはじめ③ 青磁 漢民族が追い求める理想の質感 History & Culture | 歴史・文化 新刊発売 「まなざしを結ぶ工芸」著者インタビュー 本田慶一郎と骨董と音楽と People & Collections | 人・コレクション 骨董・古美術品との豊かなつきあい方① 自分だけのコレクション、骨董品との出会い方「蒐活」編 Others | そのほか