楽しい絵本・葛飾北斎「富嶽百景」を読む 世界で最も有名な日本人・葛飾北斎の代表作「富嶽百景」を読み解く 江戸時代、空前の大ヒットシリーズとなった『冨嶽三十六景』。なかでも「神奈川沖浪裏」は、約200年後の現代においても世界で最も高い評価を受ける浮世絵です。そして絵本『富嶽百景』全三編は『冨嶽三十六景』と重なる同時代に発刊されました。『富嶽百景』は絵本様式のため、単色でスペースもそれ程広くはありません。しかし、絵本様式でなければ描けない絶妙な富士山の絵が、102画も描かれています。本書『楽しい絵本・富嶽百景を読む』は、これまでの定説に縛られない著者独自の解説を試みています。本書を読めば、北斎がわが国の誇る富士山をどのように受け止めていたのかが、わかるかもしれません。 有泉豊明 著 RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2024年12月号No.578 吉村観阿 松平不昧に愛された茶人 江戸時代後期に茶の湯道具の目利きとして知られた吉村観阿(よしむらかんあ)。今年、 観阿の生誕260年を機に、 福岡市立美術館が 初の吉村観阿展を開催します。 そこで『知られざる目利き 白醉庵吉村観阿』の著者 宮武慶之さん全面協力のもと、観阿の茶道具目利きの真髄、 江戸の茶文化を育んだ 松平不昧や酒井抱一らとの交流を紹介します。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 白磁の源泉 中国陶磁の究極形 白磁の歴史(2) Ceramics | やきもの 眼の革新 鈍翁、耳庵が愛した小田原の風 People & Collections | 人・コレクション 根付 怪力乱神を語る 掌の〝吉祥〟を読み解く根付にこめられた想い Ornaments | 装飾・調度品 眼の革新 時代を生きたコレクターたち People & Collections | 人・コレクション 白磁の源泉 中国陶磁の究極形 白磁の歴史(1) Ceramics | やきもの 企画展紹介|下井美術 樂のすべてが揃う即売会 Vassels | うつわ 連載|真繕美 唐津の肌をつくるー唐津茶碗編 最終回 Ceramics | やきもの 最も鑑定がむずかしい文房四宝の見方 硯の最高峰 端渓の世界をみる People & Collections | 人・コレクション 源氏モノ語り 秘色青磁は日本に来たか Ceramics | やきもの 古唐津の窯が特定できる「分類カード」とは? Ceramics | やきもの 超 ! 日本刀入門Ⅱ|産地や時代がわかれば、刀の個性がわかります Armors & Swords | 武具・刀剣 夏酒器 勝見充男の夏を愉しむ酒器 Vassels | うつわ