2015年5月号 No.464 古唐津の風景(SOLD OUT) 2015年04月15日 発売 定価 1,100円(税込) やきもの大国日本においても、とりわけ人気の高い唐津焼。造形技法・デザインは実に多彩で、その種類はとても一つに括れない。「こんな唐津があったのか?」と言われる発見も多い素朴でありながら奥深いやきものなのだ。4月末~5月初めに開催される唐津やきもん祭りに合わせ、当地の風景や窯跡、貴重なコレクションを紹介しつつ、その魅力を余すところなくお伝えしたい。 在庫切れ amazon honto ご購入に関するお問い合わせはこちら 定期購読者専用サイト *定期購読者はログイン 特集 古唐津の風景 古唐津 ── それは骨董好きの心をふるわせるやきものですが、 なかでも古唐津は、どういうわけか初心者から上級者まで人気が高いことで知られています。 パッと見は決してキレイでも華やかでもないし、技巧的に見ても特段に難しいものではなさそうなのに、何年さわってもつかめない、 それでも、骨董好きは古唐津が欲しくなる、と。 昭和初期に活躍した陶芸家・石黒宗麿の次のことばをヒントに、古唐津を現地取材。名品の数々を通してその秘密に迫ります。 「〜唐津ハ今迄私等の考へて居たものとは 全然異って居りました もっともっと素晴らしいものでした 二三の収蔵家のもの 初期のものを 拝見して驚きました 決してキタナイ そして亡国的な 茶趣味な 隠遁的なものではありませんでした 実に強靭な するどい そしてあかるいものです 只 全体的に 日本人らしい潔癖と静かなものが内蔵されて居ります〜」 (小野公久著『評伝石黒宗麿 異端に徹す』より抜粋) 特集2 大ニセモノ博覧会展 ニセモノだって理由がある 古美術ファンにとっては、思わず眉をしかめてしまう「ニセモノ」という語を 冠した展覧会が、現在、千葉の国立歴史民俗博物館で開催されています。 ところが展示室に入ってみると、そこにはめくるめく「ニセモノ」ワールドが! 人間はニセモノを作って大きくなった!? 思わず見入るニセモノ博覧会へ行ってみよう! 連載 若松英輔 連載 第5回「白樺」 民衆的工藝=「民藝」を創始し、朝鮮民族美術館、日本民藝館を設立した柳宗悦。 宗教哲学者であった柳宗悦はいかにその霊性を開花させたのか。 第5回目は、雑誌「白樺」における柳の存在と意味を探り 文学の領域に留まらなかった活動と、芸術家たちに与えた決定的な影響について 若き日の学習院時代をたどりながら論じます。 勝見充男「気になる新しい骨董屋たち」 「自在屋」4代目。テレビ『開運 なんでも鑑定団』に出演し、『骨董屋の非賣品』(晶文社)、 『骨董自在なり』(筑摩書房)、監修に『別冊太陽 骨董をたのしむ44 白磁』(平凡社)など著書をもつ著者が、 今一番気になるあの骨董店を紹介します。第5回目は、自由が丘のチャガモクラフト です。 MAGAZINES/BOOKS 目の眼2025年12月号・2026年1月号No.584 2025年11月14日発売 目の眼 電子増刊第6号 2025年10月15日発売 目の眼2025年10・11月号No.583 2025年9月16日発売 目の眼 電子増刊第5号 2025年8月15日発売 目の眼2025年8・9月号No.582 2025年5月15日発売 目の眼 電子増刊第4号(2025.6月) 2025年6月15日発売 目の眼2025年6・7月号No.581 2025年5月15日発売 目の眼 電子増刊第3号(2025.4月) 2025年4月15日発売 目の眼2025年4・5月号No.580 2025年3月14日発売 目の眼 電子増刊第2号(2025.3月) 2025年2月15日発売 目の眼2025年2・3月号No.579 2025年1月15日発売 目の眼 電子増刊第1号(2025.1月) 2024年12月15日発売 雑誌・書籍のラインナップを見る POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 煎茶と煎茶道 日本人を魅了した煎茶の風儀とは? History & Culture | 歴史・文化 古唐津の窯が特定できる「分類カード」とは? 村多正俊Ceramics | やきもの インタビュー|作家・澤田瞳子さん 不孤斎が生きた日本美術が変わる時代が面白い People & Collections | 人・コレクション 東西 美の出会い 日本・オーストリア文化交流の先駆け|ウィーン万国博覧会 森本和夫History & Culture | 歴史・文化 眼の革新 大正時代の朝鮮陶磁ブーム 李朝陶磁を愛した赤星五郎 History & Culture | 歴史・文化 藤田傳三郎、激動の時代を駆け抜けた実業家の挑戦〈後編〉 People & Collections | 人・コレクション 白磁の源泉 中国陶磁の究極形 白磁の歴史(1) 新井崇之Ceramics | やきもの 展覧会紹介 「古道具坂田」という美のジャンル People & Collections | 人・コレクション 展覧会レポート|大英博物館「広重展」 名所絵を超えた“視点の芸術”が、いま問いかけるもの 山田ルーナCalligraphy & Paintings | 書画 私家本拝見① |「島桑 江戸指物の世界」 受け継がれる美意識、指物師の魂が宿る「島桑」の美術工芸品をまとめた1冊 Ornaments | 装飾・調度品 展覧会紹介|V&A博物館 縄文からつづく祈りを纏う。岡﨑龍之祐初のV&A展「JOMONJOMON」 山田ルーナPeople & Collections | 人・コレクション 新刊発売 「まなざしを結ぶ工芸」著者インタビュー 本田慶一郎と骨董と音楽と People & Collections | 人・コレクション