奈良国立博物館「快慶展」開催

奈 良国立博物館で「快慶展」が始まりました!展示件数80件、これだけの快慶作が一堂に展示されるのは始めて、今後もないのでは。アメリカからの里帰りも。 仏像ファン必見の展覧会です。6月4日まで。目の眼5月号快慶特集からカメラマン大屋孝雄氏撮り下ろし写真(右2点)を少しご紹介します!展示会場ショッ プでも販売中です。

 

読売 関西発ニュース 仏様にうっとり 快慶展開幕…奈良国立博物館
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20170408-OYO1T50011.html

 

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六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。