仏は常にいませども 古美術と花と中世のうた 「梁塵秘抄」より(SOLD OUT) 山本野人 著 2020年09月25日 発売 定価 7,700円(税込) 目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集。 平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠… 在庫切れ amazon honto ご購入に関するお問い合わせはこちら 目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集。 平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠われています。選者の後白河院は、今様に狂い、貴賤の別なく歌を集め、何度ものどを潰しながら詠い、記録しました。 山本氏は、そうした「梁塵秘抄」の中に、仏教美術に込められた信仰に通じるこころを見出し、「遊女ささら」と古物を愛好する「おとこ」との対話というウィットに富んだ構成で、考えさせられる含蓄を含みつつ、収集の煩悩と悟りへの憧憬を面白く描いています。 自身の蒐集品と古美術愛好から得た知見を惜しみなく披露し、研究者とは違った視点から日本美術の心象を描いたこれまでにない一冊です。 序 瀬谷貴之 御手洗いの遊女ささら、古物に溺れつつ成仏を願うおとこに憑依し、「梁塵秘抄」のうたの中で語り合います 生い立ち 浮華 大日如来 生命としての時間 一夏 池の汀 石清水 観世音菩薩 雑華経 障り 竹の園生 心の澄むもの 流れの君達 暁 船筏 古道 前裁秘抄 童子の戯れ 苦行 常盤 長柄 熊野 愛行輦 賀茂の社 角三つ生いたる鬼 覚悟の月 古美術と花「梁塵秘抄」のうた MAGAZINES/BOOKS 目の眼2025年10・11月号No.583 2025年9月16日発売 目の眼 電子増刊第5号 2025年8月15日発売 目の眼2025年8・9月号No.582 2025年5月15日発売 目の眼 電子増刊第4号(2025.6月) 2025年6月15日発売 目の眼2025年6・7月号No.581 2025年5月15日発売 目の眼 電子増刊第3号(2025.4月) 2025年4月15日発売 目の眼2025年4・5月号No.580 2025年3月14日発売 目の眼 電子増刊第2号(2025.3月) 2025年2月15日発売 目の眼2025年2・3月号No.579 2025年1月15日発売 目の眼 電子増刊第1号(2025.1月) 2024年12月15日発売 目の眼2024年12月号No.578 2024年11月15日発売 目の眼2024年11月 電子増刊第0号 2024年10月15日発売 雑誌・書籍のラインナップを見る POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 東京アート アンティーク レポート#2 いざ美術店へ |「美術解説するぞー」と行く! 鑑賞ツアー レポート Others | そのほか 古信楽にいける 花あわせ 横川志歩 Vassels | うつわ アンティーク&オールド グラスの愉しみ 肩肘張らず愉しめるオールド・バカラとラリック Vassels | うつわ 東京アート アンティーク レポート#3 骨董のうつわで彩る”食”と”花” Others | そのほか 小さな壺を慈しむ 圡楽窯・福森雅武小壺であそぶ Ceramics | やきもの 展覧会情報|東京国立博物館 東京国立博物館 特別展「はにわ展」|50年ぶりの大規模展覧会 Ceramics | やきもの 古唐津の窯が特定できる「分類カード」とは? 村多正俊Ceramics | やきもの 骨董ことはじめ② めでたさでまもる 吉祥文に込められたもの History & Culture | 歴史・文化 連載|美の仕事・茂木健一郎 テイヨウから、ウミガメに辿りついたこと(壺中居) Ceramics | やきもの 最も鑑定がむずかしい文房四宝の見方 硯の最高峰 端渓の世界をみる People & Collections | 人・コレクション 阿蘭陀 魅力のキーワード 阿蘭陀の謎と魅力 Ceramics | やきもの 『目の眼』リレー連載|美の仕事 村治佳織さんが歩く、東京美術倶楽部で愉しむアートフェア Others | そのほか