古美術 観宝堂にて「沖縄の古美術展」開催中

東京・青山の根津美術隣りにある古美術観宝堂にて紅型をはじめ漆器、陶磁器、書画などの琉球古美術を展示販売する古美術展を開催中です。
是非、お立ち寄りください。

 

 

■沖縄の古美術展
会期:7月18日(水)―29日(日)
会場:古美術 観宝堂(港区南青山4-23-6)
時間:10時―18時
電話:03-3499-5056
アクセス:東京メトロ「表参道駅」より徒歩5分

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六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。