目の眼7月号 北欧のうつわ 発売中 目の眼7月号特集は北欧のうつわです。古美術の雑誌で北欧のうつわ? 北欧で陶芸制作が興隆を見るのは1900年初頭から1950年代頃。 わずか50年100年ほど前のことです。 北欧の陶芸家は日本や中国、朝鮮の陶磁器に興味を抱いて熱心に研究、自分の作品へと取り込みました。 そのうつわに注目し、北欧のデザインを評価して、昭和初めに実際に見に行った人物がいました。 民藝を提唱した柳宗悦と濱田庄司でした。 意外にも北欧と日本の陶芸は古くから繋がっていたのです。 北欧の作品は古美術とはいえないものですが、 そこにはいいものを生み出したいという作家のこころが形と なったうつわが存在しています。 目の眼としては異例の新しい「古美術」ですが、北欧と日本との繋がり、 古美術に通じる形、精神を感じ取っていただけたら幸いです。 RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2024年12月号No.578 吉村観阿 松平不昧に愛された茶人 江戸時代後期に茶の湯道具の目利きとして知られた吉村観阿(よしむらかんあ)。今年、 観阿の生誕260年を機に、 福岡市立美術館が 初の吉村観阿展を開催します。 そこで『知られざる目利き 白醉庵吉村観阿』の著者 宮武慶之さん全面協力のもと、観阿の茶道具目利きの真髄、 江戸の茶文化を育んだ 松平不昧や酒井抱一らとの交流を紹介します。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 展覧会情報|福岡市美術館 知られざる目利き・吉村観阿の展覧会開催 Ceramics | やきもの 縄文アートプライベートコレクション いまに繋がる、縄文アートの美と技 Ceramics | やきもの アンティーク&オールド グラスの愉しみ 肩肘張らず愉しめるオールド・バカラとラリック Vassels | うつわ TSUNAGU東美プロデュース 古美術商が語る 酒器との付き合い方 Vassels | うつわ 源氏モノ語り 秘色青磁は日本に来たか Ceramics | やきもの 眼の革新 鈍翁、耳庵が愛した小田原の風 People & Collections | 人・コレクション 最も鑑定がむずかしい文房四宝の見方 硯の最高峰 端渓の世界をみる People & Collections | 人・コレクション 眼の革新 時代を生きたコレクターたち People & Collections | 人・コレクション 煎茶と煎茶道 日本人を魅了した煎茶の風儀とは? History & Culture | 歴史・文化 スペシャル鼎談 これからの時代の文人茶 繭山龍泉堂 30年ぶりの煎茶会 龍泉文會レポート People & Collections | 人・コレクション 古唐津の窯が特定できる「分類カード」とは? Ceramics | やきもの 企画展紹介|下井美術 樂のすべてが揃う即売会 Vassels | うつわ