目の眼7月号 北欧のうつわ 発売中 目の眼7月号特集は北欧のうつわです。古美術の雑誌で北欧のうつわ? 北欧で陶芸制作が興隆を見るのは1900年初頭から1950年代頃。 わずか50年100年ほど前のことです。 北欧の陶芸家は日本や中国、朝鮮の陶磁器に興味を抱いて熱心に研究、自分の作品へと取り込みました。 そのうつわに注目し、北欧のデザインを評価して、昭和初めに実際に見に行った人物がいました。 民藝を提唱した柳宗悦と濱田庄司でした。 意外にも北欧と日本の陶芸は古くから繋がっていたのです。 北欧の作品は古美術とはいえないものですが、 そこにはいいものを生み出したいという作家のこころが形と なったうつわが存在しています。 目の眼としては異例の新しい「古美術」ですが、北欧と日本との繋がり、 古美術に通じる形、精神を感じ取っていただけたら幸いです。 RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2024年10月号No.577 李朝空間 癒やしのかたち 日本とは文化的に近しく、かつ異なる美を持つ李朝のやきものや絵画、道具や家具は、古くから日本の蒐集家に愛されてきました。近年は韓流ドラマが定着して、李朝時代の歴史に興味を持つ方も多く、李朝時代の骨董は新しいファンを増やしています。今回の特集では李朝の古美術を用いた心地良い空間の愉しみをご紹介します。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 正宗の風 相州伝のはじまり “用と美”の革新、名刀匠正宗の後継者・正宗十哲が繋ぐ相州伝 Armors & Swords | 武具・刀剣 古信楽にいける 花あわせ 横川志歩 Vassels | うつわ 縄文アートプライベートコレクション いまに繋がる、縄文アートの美と技 Ceramics | やきもの 展覧会情報 今秋、約50年ぶりのはにわ展/東京国立博物館 Ceramics | やきもの 連載|真繕美 唐津の肌をつくるー唐津茶碗編 最終回 Ceramics | やきもの 煎茶と煎茶道 日本人を魅了した煎茶の風儀とは? History & Culture | 歴史・文化 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション 眼の革新 鈍翁、耳庵が愛した小田原の風 People & Collections | 人・コレクション 古唐津の窯が特定できる「分類カード」とは? Ceramics | やきもの 新しい年の李朝 李朝の正月 青柳恵介 People & Collections | 人・コレクション アンティーク&オールド グラスの愉しみ 肩肘張らず愉しめるオールド・バカラとラリック Vassels | うつわ 眼の革新 時代を生きたコレクターたち People & Collections | 人・コレクション