【品切れ】仏は常にいませども 古美術と花と中世のうた 「梁塵秘抄」より 目利きの古美術収集家として知られる山本野人氏の仏教美術コレクションを中心に「梁塵秘抄」の歌に合わせて古美術と花をしつらえたエッセイ写真集。 平安末期、みやこで流行した「今様」をあつめた「梁塵秘抄」には、極楽往生を願う中世の人々の喜怒哀楽が詠われています。選者の後白河院は、今様に狂い、貴賤の別なく歌を集め、何度ものどを潰しながら詠い、記録しました。 山本氏は、そうした「梁塵秘抄」の中に、仏教美術に込められた信仰に通じるこころを見出し、「遊女ささら」と古物を愛好する「おとこ」との対話というウィットに富んだ構成で、考えさせられる含蓄を含みつつ、収集の煩悩と悟りへの憧憬を面白く描いています。 自身の蒐集品と古美術愛好から得た知見を惜しみなく披露し、研究者とは違った視点から日本美術の心象を描いたこれまでにない一冊です。 序 瀬谷貴之 御手洗いの遊女ささら、古物に溺れつつ成仏を願うおとこに憑依し、「梁塵秘抄」のうたの中で語り合います 生い立ち 浮華 大日如来 生命としての時間 一夏 池の汀 石清水 観世音菩薩 雑華経 障り 竹の園生 心の澄むもの 流れの君達 暁 船筏 古道 前裁秘抄 童子の戯れ 苦行 常盤 長柄 熊野 愛行輦 賀茂の社 角三つ生いたる鬼 覚悟の月 古美術と花「梁塵秘抄」のうた RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼2025年12月号・2026年1月号No.584 廣田不孤斎の時代 新しい美の発見者 廣田松繁(不孤斎 1897 〜1973)は、東京・日本橋に西山保(南天子)とともに壺中居を創業し、国際的評価の高い鑑賞陶磁の名店に育てました。今号は小説家の澤田瞳子さんをはじめ、不孤斎本人を知る関係者の方々を取材。旧蔵品や資料から、不孤斎が見出した美を特集します。 そのほか宮武慶之さんと陶芸家の細川護熙さんの対談や、デザイナーのNIGO®さん、起業家の伊藤穰一さんへのインタビューなど、現代数寄者やクリエイターの方たちを紹介します。 試し読み 購入する 読み放題始める POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 世界の古いものを訪ねて#6 アンティークの街・ルイスで出会ったグラスと、生活の色気 山田ルーナVassels | うつわ 根付 怪力乱神を語る 掌の〝吉祥〟を読み解く根付にこめられた想い Ornaments | 装飾・調度品 秋元雅史(美術評論家)x 北島輝一(ART FAIR TOKYOマネージングディレクター) スペシャル対談|アートフェア東京19の意義と期待 People & Collections | 人・コレクション 世界の古いものを訪ねて#9 ショパン国際ピアノコンクールを聴きにワルシャワへ 山田ルーナHistory & Culture | 歴史・文化 連載|真繕美 唐津の肌をつくるー唐津茶碗編 最終回 繭山浩司・繭山悠Ceramics | やきもの 展覧会レポート|泉屋博古館東京 “物語(ナラティブ)”から読み解く青銅器の世界 Others | そのほか 骨董ことはじめ② めでたさでまもる 吉祥文に込められたもの History & Culture | 歴史・文化 白磁の源泉 中国陶磁の究極形 白磁の歴史(2) 新井崇之Ceramics | やきもの 連載|辻村史朗(陶芸家)・永松仁美(昂KYOTO) 辻村史朗さんに “酒場”で 学ぶ 名碗の勘どころ「井戸茶碗」(後編) Ceramics | やきもの 東京・京橋に新たなアートスポット誕生 TODA BUILDING Others | そのほか 展覧会紹介|神奈川県立金沢文庫 金沢八景みほとけ巡礼、鎌倉・金沢の仏像ルーツを観る展覧会 Religious Arts | 宗教美術 インタビュー|作家・澤田瞳子さん 不孤斎が生きた日本美術が変わる時代が面白い People & Collections | 人・コレクション