金継ぎと漆 KINTSUGI & JAPAN 欠けたうつわを継ぎ直して金で彩色する修復法「金継ぎ」。樹脂や接着剤を使ったカンタン金継ぎが流行していますが、本書は本漆を使った本格的な金継ぎについて解説しています。 金継ぎ教室「サラーム釉花」主宰、加藤利恵子氏による、わかりやすい金継ぎの手引き書。 第一章 金継ぎの歴史 金継ぎの誕生と織田信長 日本における茶の伝来 馬蝗絆をめぐる考察 コラム1 さすらいの「こわれもの」ハンター 第二章 やきものと修理の基礎知識 やきものの種類と特徴 陶磁器の正しい扱い方 キズの種類 陶磁器の修理法 コラム2 こわれものハンター、3万3000円で名品を買う 第三章 「金継ぎ」の基礎知識 「金継ぎ」で使う道具たち 貝殻や卵の殻まで(金継ぎの材料は多種多様) 金継ぎの手順 趣味人にとっての金継ぎ 日本における文化財保護 コラム3 沖縄の金継ぎ 第四章 漆について 天然の漆にこだわる理由 漆はいつから使われたのか 価値の高い産物としての漆 漆の採取方法 食用・薬としての漆 コラム4 鯛をめぐって大騒動 第五章 「金継ぎ」と国際化 日本と西洋、美術の違い 修理に見る日本と西洋の違い 世界に知られる金継ぎ 中国で金継ぎの作品展と教室を開催 コラム5 愛すべき漆界隈の人々 コラム6 風呂吹き大根と漆 あとがき RELATED ISSUE 関連書籍 目の眼 電子増刊第4号(2025.6月) 林屋亀次郎の眼 デジタル月額読み放題サービス 今特集は、書籍「林屋亀次郎の眼」(2025年6月発行)の見どころを紹介。昭和初期の実業家・林屋亀次郎の人物像や、コレクションのなかから名品をセレクトして茶道具の必須アイテムを初めての方にもわかりやすく解説しています。茶道具の来歴や人となりを知ることで、コレクションへの理解が深まるきっかけになればと思います。 また今回から「シリーズ連載 目の眼的骨董遊学」と題し、各地の骨董街とそこに佇む古美術店を訪ねるレポート記事を紹介していきます。今回はそのスタートとして上野・湯島・本郷にスポットをあてていきます。 試し読み 購入する POPULAR ARTICLES よく読まれている記事 名碗を創造した茶人たち Vassels | うつわ 夏酒器 勝見充男の夏を愉しむ酒器 Vassels | うつわ 東西 美の出会い 日本・オーストリア文化交流の先駆け|ウィーン万国博覧会 History & Culture | 歴史・文化 白磁の源泉 中国陶磁の究極形 白磁の歴史(2) Ceramics | やきもの 「美の仕事」特別編 池坊専宗 中国陶磁の色彩にあそぶ Ceramics | やきもの 展覧会紹介 世界有数の陶磁器専門美術館、愛知県陶磁美術館リニューアルオープン Ceramics | やきもの 展覧会レポート|泉屋博古館東京 “物語(ナラティブ)”から読み解く青銅器の世界 Others | そのほか 美術史の大家、100歳を祝う 日本美術史家・村瀬実恵子氏日本美術研究の発展に尽くした60年 People & Collections | 人・コレクション リレー連載「美の仕事」|澤田瞳子 澤田瞳子さんが選んだ古伊万里 Ceramics | やきもの 東京アート アンティーク レポート#3 骨董のうつわで彩る”食”と”花” Others | そのほか 東京・京橋に新たなアートスポット誕生 TODA BUILDING Others | そのほか 古信楽にいける 花あわせ 横川志歩 Vassels | うつわ