目の眼2022年3月号 No.546

高麗橋𠮷兆 

湯木貞一の数寄

2022年02月15日 発売

定価 1,320円(税込)

日本の伝統料理を進化・再構成し、おいしく工夫した料理を、選び抜かれたうつわに美しく盛り付け、四季折々の風情を採り入れた空間を愛でつつ食事をする。当時、その究極をめざしたのが、東の北大路魯山人と西の湯木貞一の2人。そしてその2人が大いに参考にしたのが「茶の湯」と「古美術」だったのです。本特集では、湯木貞一氏が半世紀をかけて蒐集したコレクションからとその見どころを解説。女優・剛力彩芽さんが登場し、大阪・高麗橋にある吉兆本店にてお茶会を初体験していただきました。

MENOME CHANNEL

 特集  Special Feature

高麗橋兆 湯木貞一の数寄

湯木貞一が愛した花鳥風月のこころ

茶と懐石を究めた湯木貞一氏の数寄の生涯

湯木さんの蒐集と数寄を語る 湯木潤治×戸田博×片野眞一

特別編

剛力彩芽の美の手ほどき 高麗橋兆で春のお茶会 初体験

豊年の兆し「雪」を愛でる  湯木美術館

懐石の器をみる MIHO MUSEUM

 

連載 Series of “Mind’s Eye”

京都迷店案内 堤淺吉漆店/上野昌人

菓子皿考/内田風知

佳風亭夢想茶会 書画道具あわせ/潮田洋一郎

ほっとけない仏たち 静岡
坂ノ上 師堂の平安仏(静岡市)/青木淳

眼の哲学 青山二郎の言葉/森 孝一

七つの海を渡る中国陶磁
「祥瑞」雑識(下)/金立言

舞台裏の辰星たち
青山 熊沢 熊沢正幸 後編/平野龍一

美の仕事 端橋堂/村治佳織

 

collecteurs asile
コラムでつなぐ蒐集の世界

骨董片々録 勝見充男
車     武田公実
ジュエリー 有川一三
大英博物館 矢野明子

 

Topics & Report

平等院凰堂と浄土院[静岡市美術館]
アートフェア東京2022
海外オークション情報
伝統工芸のチカラ展 [パナソニック汐留美術館]
美術の眼、考古の眼 [横浜市歴史博物館]
春の骨董フェア
わたしの部屋・阿佐ヶ谷ハウス
特別展ポンペイ[東京国立博物館]
日経×目の眼 特別講演会 山口桂 × 杉本博司

京ノ花合せ(京都花めぐり編)なか一/藤田修作

 

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【お詫びと訂正】
「舞台裏の辰星たち」97頁上段3行目 鹿島正一様は、鹿島昭一様の誤りでした。お詫びして訂正申し上げます。

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