目の眼2022年7月号 No.550

書の宝庫 日本

名筆をみる、よむ

2022年06月15日 発売

定価 1,320円(税込)

文字の発生以来、人類にとって必須の行為となった書は、その草創期から鑑賞の対象とされてきた。中国文化の影響を強く受けてきた日本でも能書は高く評価され、多くの名筆が蒐集され、やがて独自の美意識が形成されていく。 『目の眼』通巻550号となる特集では、日本人が1000年にわたり蒐集し、現在まで遺る代表的な名筆群のなかから、日本人なら見ておくべき、もしくは古美術愛好家なら知っておくべき作品・能書家を識者に挙げていただき、あらためてその鑑賞の仕方について語っていただく。

MENOME CHANNEL

特集 Special Feature

書の宝庫 日本 名筆をみる、よむ
人の心を映す日本の書 /名児耶 明
五島美術館でみる墨跡と西行展 /佐藤留実/村木敬子/佐々木佑記
古来のかたちを残す日本の古写経 /落合俊典
かな古筆から偲ばれる 姫君たちの生きざま/池田和臣
悟りの境地を記した墨蹟 その見方と茶の湯文化/芳澤勝弘
多彩な表現が広がった近現代の書 /髙橋利郎
古美術店をたずねる 甍堂/五月堂/ながさか/須藤

 

連載 Series

佳風亭夢想茶会 書画道具あわせ /潮田洋一郎
京都迷店案内 兜山窯元山荘 /上野昌人
ほっとけない仏たち 静岡 金龍院の不動明王・千手観音 (伊豆市)/青木 淳
七つの海を渡る中国陶磁 古染付を読む(上)人物文様の系譜 /金 立言
菓子皿考 /内田風知
舞台裏の辰星たち 池正 池谷正夫 後編 /平野龍一
美の仕事 利菴アーツコレクション /茂木健一郎
京ノ花合せ(京都花めぐり編) /藤平伸記念館 /藤田修作

 

Topics & Report

よめないけど、いいね! 根津美術館の書の名品
歌枕 -あなたの知らない心の風景-[サントリー美術館]
東美中元正札会[東京美術倶楽部]
運慶 鎌倉幕府と三浦一族[横須賀美術館]
海外オークション情報
仙厓ワールド[永青文庫]
名美アートフェア
茶道具商ながさか/風招

 

collecteurs asile
コラムでつなぐ蒐集の世界
スイスとデザイン /近衞忠大
骨董片々録 /勝見充男
車 /武田公実
大英博物館 /矢野明子

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【お詫びと訂正】
5頁 目次 32 「五島美術館でみる墨跡と西行展」下に漢字の誤りがありました。

佐藤留美さんは、正しくは「佐藤留実」さんです。お詫びして訂正申し上げます。

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