「目の眼」3月号“鉄斎さんと京都をあるく”発売

月刊「目の眼」3月号が発売は2月15日発売です。
特集は“鉄斎さんと京都をあるく”
京都で生まれ育った文人・富岡鉄斎の作品を紹介・解説し、ゆかりの地を巡りました。
人気連載「美の仕事」は茂木健一郎さん
連載2回目の「真繕美 きもの修復の現場」も好評です。

「目の眼」最新号・バックナンバーは弊社ホームページ、お近くの書店またはネット書店にて購入できます。
amazonではデジタル版も販売しています。

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目の眼2024年9月号 No.576

信楽の佇まい

土味と釉流しの色香

六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。