4月号:訂正とお詫び

4月号特別寄稿「画雁分明見雁鳴 =日本で見つかった邊寿民の『芦雁図冊』」の中で漢字の間違いがありました。お詫びして訂正申し上げます。

 

88頁1段13行目 鴎鷺雁(誤) → 鴎鷺雁(正)

 

同上2段10行目 『柳芦雁図巻』(誤) → 『柳芦雁図巻』(正)

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六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。