2019年8月号 No.515

原三溪 

横浜に美の楽園を創った男

2019年07月15日 発売

定価 1,320円(税込)

明治から昭和初期にかけて、日本文化の中心となった近代数寄者として、益田鈍翁、松永耳庵らと並び称される原三溪は、その審美眼を称えられながらも、これまであまり取り上げられることがありませんでした。 しかし、当時最高額の購入と世間を賑わした国宝・孔雀明王像、京都から横浜「三溪園」に移築して話題となった旧燈明寺三重塔など、原三溪の蒐集は、近代数寄者の中でも破格のスケールです。 次号では、生誕150年・没後80年を記念して横浜美術館で開催される「原三溪の美術 伝説の大コレクション」展(会期7月13日〜・・・

特集  Special Feature
原三溪 横浜に美の楽園を創った男

日本の美を理解した近代の巨人 名児耶明
三溪旧蔵の名品と生涯
横浜の大恩人 原三溪の全貌を知る展覧会 柏木智雄
三溪の愛した古美術 清水緑
横浜 三溪園
原三溪の夢見た日本美術
近代日本画のパトロン 三上美和
三溪の茶会 強羅白雲洞/三溪園大師会
古美術商からみた三溪の魅力 飯田國宏×齋藤清

 

連載

新連載 剛力彩芽の美のてほどき

ふしぎの国のアトキンソン デービッド・アトキンソン
座右のかたちⅡ  内田鋼一
ほっとけない仏たち 青木 淳
京都迷店案内 上野昌人
柳宗悦 美に用いられた人  若松英輔
美の仕事 茂木健一郎

 

コラムでつなぐ蒐集の世界
韓国    尾久彰三
車     武田公実
ジュエリー 有川一三
絵画    土森智典

 

Topics & Report
室町将軍展 [九州国立博物館]
遊びの流儀 遊楽図の系譜展 [サントリー美術館]
インダス文明への道展 [愛知県陶磁美術館]
神道展 [クリーブランド美術館] 瀬谷貴之

京ノ花合せ(京都花めぐり編) 藤田修作