the oldthings訂正01

「THE OLD THINGS 世界の古いものと暮らす」に誤りがありました。読者の皆さまならびに関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させて頂きます。

69ページ上段真ん中
誤 こね鉢 ハンガリー 20c前半
正 ブコビナ地方のチーズケース ルーマニア 20c初

70ページ中段右
誤 ブコビナ地方のチーズケース ルーマニア 20c初
正 こね鉢 ハンガリー 20c前半

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六古窯のなかでも好む人が多い信楽(しがらき)。他の古窯よりやや遅い鎌倉時代に生まれたとされ、壺や甕、鉢を生産していましたが、15世紀後半に茶の湯の道具として重宝されるようになります。釉薬をかけず、素地を高温で焼く「焼締」の陶器で、赤褐色の火色や焼成された際にできる自然釉の流れ、石ハゼ、焦げなどの見どころが多く、均等ではないスタイルは茶人たちの「侘数奇」の美に通じ、多くの文化人に好まれました。昭和40年代に古窯の一大ブームが起こった時の中心にあり、いまも古美術好きを魅了する信楽の魅力に迫ります。