2014年12月号 No.459

国宝とはなにか 

−祈り、信じる

2014年11月17日 発売

定価 1,100円(税込)

14年ぶりに東京国立博物館で開催される「日本国国宝展」。今回は「祈り」、「信じるもの」をテーマに国宝120件が展観されます。 「国宝」が持つ力とはなんだろう。国が決めた宝としての制度の力、守り伝えてきた人々の力、そして作品そのものが持つ力。人々が魅了するモノの最高峰に迫ります。

特集1

国宝の力

国宝とはなにか  金子啓明

「日本国宝展」をあるく 見どころ案内 伊藤信二

国宝を見出した目利きたち

注目のニューフェイス 土偶  上野修一

伝統技術という宝 小野公久

国宝をもつということ  刀剣

知っておきたい文化財Q&A

おすすめ国宝スポット

 

特集2

第66回 正倉院展

天平という時代の

文・治・乱   湯山賢一

◎コラムでつなぐ蒐集の世界

車 トム・ショーフィールド

時計 大江丈治

異文化交流 市田ひろみ

オークション 大聖雄幸

 

 

連載

ニューヨークで出会うアジアの美

第五回 秋のアジア美術シーン 朽木ゆり子

厨人器人 第17回 アイアンシェフ脇屋友詞とうつわの饗宴

大里成子さんの中国アンティーク食器コレクション「青花牡丹唐草文盒」

市がよい 第28回Higonokami 菊地信義

茶陶閑談 第11回 古信楽矢筈口水指 枩霞軒主人

清く正しく自然な照明テクニック 第12回 藤原 工

美の仕事を追う ~脳科学者、骨董街を奔る! 第21回 「イデアが実体化すること」茂木健一郎

 

SPOT&PREVIEW

祝允明と石濤を楽しむ茶事

東山御物の「唐物」

百体の九州の仏たちが集う50年ぶりの展覧会

 

今月の花

大野理瀞/古流・大觀流