2019年3月号 No.510

鉄斎さんと京都をあるく

京都が誇るスーパー翁

2019年02月15日 発売

定価 1,320円(税込)

富岡鉄斎(1836〜1924)は京都の法衣商の家に生まれ、幕末から明治大正にかけて日本の激動期を生きた文人画家です。「万巻の書を読み、万里の路を行く」を信条に、89年の生涯を読書と旅に生き、生涯で一万点とも言われる作品を残しています。長く京都に暮らし、その作品や揮毫の碑、看板などが京都の各所に今も残ります。本特集では鉄斎の画業を紹介するとともに、様々な趣味をもち多癖であった鉄斎ゆかりの場所やものなど、ひと味違う京都を巡ります。

特集 Special Feature
鉄斎さんと京都をあるく

巻頭エッセイ  山下裕二
日本最後の文人、京都に生まれる
鉄斎さんゆかりの地
今も京に残る鉄斎さんの家
鉄斎さんへの愛を語り合う  村田隆志×川﨑正継
京の街は鉄斎さんがいっぱい 鶴屋信/鳩居堂/宮脇賣扇庵/佐々木竹苞書楼/彩雲堂/山本本家
富岡鉄斎の交友録 鉄斎美術館 柏木知子
鉄斎さん 洛中交遊録 とらや/岡墨光堂
文人・鉄斎の見つめた風景 大和文華館  都甲さやか
酒造家と画家との交流 辰馬考古資料館
古美術店で見られる鉄斎作品

 

 

コラムでつなぐ蒐集の世界
奈良    岡本彰夫
車     武田公実
ジュエリー 有川一三
大英博物館 矢野明子

 

連載
〈新連載〉座右のかたちⅡ  内田鋼一
京都迷店案内  上野昌人
ふしぎの国のアトキンソン デービッド・アトキンソン
ほっとけない仏たち  青木 淳
日本刀 五ヶ伝の旅  田野邉道宏
美の仕事  茂木健一郎
EUREKA ヘウレカ
古美術の目利きが惚れ込む現代アート

 

Topics & Report
アートフェア東京
薩摩焼 鹿児島県歴史資料センター黎明館
能曲の楽器 国立能楽堂 資料展示室
展示即売会「青友会」
更谷富造 個展
大美アートフェア

京ノ花合せ(京都花めぐり編) 藤田修作