目の眼2023年6月号 No.561

棟方志功のデザイン 

もう一つの藝業の魅力

2023年05月15日 発売

定価 1,650円(税込)

棟方志功生誕120年にあわせ、この3月より富山県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館を巡回する「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」展が始まりました。本展は「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た板画家としての面だけではなく、本の装丁や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演にいたるまで、時代特有の「メディア」を縦横無尽に駆け抜けた棟方の多岐にわたる活動を紹介し、居住した富山、青森、東京の各地域で大きな影響を与えた棟方志功がどのような芸術家であったのかを再考・・・

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特集 Special Feature

棟方志功のデザイン
もう一つの藝業の魅力

棟方志功の一番の魅力は新しさ、 永遠にアヴァンギャルドであることです。/原田マハ×石井頼子
棟方志功の装幀・装画
棟方志功の装画本の魅力は、蒐めても蒐めても、また新しい発見があることです。/山本正敏
棟方志功のグラフィックデザイン
日の出屋製菓産業/川合声一
若林屋総本家/若林康法・若林栄藏
勝烈庵/本多初穂
年賀状一枚から始まった、棟方板画の冒険
—水平に読む、垂直に見る/花井久穂
富山で「メイキング・オブ・ムナカタ」の口火を切れた慶び/遠藤亮平
画と書が一体となった棟方志功のスタイルはどこから生まれたのか?
物狂ひのごと筆揮ふ ―大澤雅休と棟方志功―/髙橋利郎
棟方のデザインが今も残る町・福光躅飛山 光德寺/南砺市立福光美術館 分館 棟方志功記念館 愛染苑
志功さんは福光を愛し、今なお、多くの人に愛されています。/吉江康幸

 

コラム

[雪山酔夢] 近衞忠大
[骨董片々録]勝見充男
[京都女子ログ]永松仁美
[Vintage Furniture]大塚久美子

 

連載

佳風亭自酌録 酒器と酒と肴/潮田洋一郎
菓子皿考 内田風知
ほっとけない仏たち 奈良
興善寺の阿弥陀如来像(奈良市)青木 淳
美術史家むかし語り(6)やきもの バークコレクションから 村瀬実恵子/西田宏子
仏教美術逍遥
仏像に残された「御衣木加持」の痕跡/瀨谷貴之
舞台裏の辰星たち眞玄堂 髙橋歳夫(前編)/平野龍一
日本刀 五ヶ伝の旅 備前伝 古備前正恒/田野邉道宏
美の仕事 UNTIDY/茂木健一郎

 

トピックス&レポート

良寛の書の世界[東京黎明アートルーム]
崑崙の西から[平山郁夫シルクロード美術館]
大名茶人 織田有楽斎[京都文化博物館]
春季特別展 美の祈り[MIHO MUSEUM]
古美術イベント[青花の会│骨董祭2023/灯屋 古籠展/銀座一穂堂 名工の竹籠展/京都正札市]
オークション情報[古龍会]
古美術イベント[骨董いわた]
『勝見充男大全』イベント/杉本博司・山口桂特別講演レポート

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