2014年7月号 No.454

文房四宝の世界

〜東洋の心を知る

2014年06月16日 発売

定価 1,100円(税込)

古来、筆や硯、墨、紙は文字を生み出す大切な道具でした。特に、文人と呼ばれた中国の知識階級の人々はそれらを文房四宝と呼び、様々な文房具を作り珍重しました。そこで、特別展「台北 國立故宮博物院 ー神品至宝─」の出品作と日本に伝来した見事な文房四宝にスポットを当て、文人の世界ご紹介します。

特集1 Special Feature

文房四宝の世界〜東洋の心を知る
 台北 國立故宮博物院─神品至宝─ 展に見る
     健筆! 乾隆帝の文房具  インタビュー 豊田 淳
 知っておきたい文房四宝
 文人愛玩の美硯 永青文庫
 書家遺愛の文房古玩 五島美術館
 数寄者が蒐めた机上の美 泉屋博古館

 

特集2 Special Feature

日本人の知らないインド更紗の世界(前編) オフェル・シャガン

 

リポート Special Report

 大師会 数寄者たちが紡いだ、118年100回の精華をみる

 

 

コラムでつなぐ蒐集の世界

車 Lanchester マイク・ワーシントン・ウィリアムス
時計 BREGUET ブレゲ/レディース1970年代 大江丈治
異文化交流 インカの人形 市田ひろみ

 

好評連載

寂聴さんの走馬灯モノ語り 第九回
  里見弴先生の形見の光太郎観音 瀬戸内寂聴

 

厨人器人 第十二回
 アイアンシェフ脇屋友詞とうつわの饗宴
 大里成子さんの中国アンティーク食器コレクション #12. 粉青海燕波濤文

 

市がよい 第二十五回 The Pot Boiling 菊地信義

 

茶陶閑談 第六回 備前火襷水指 枩霞軒主人

 

酒器逍遥 第一回 白洲正子との思い出 唐津盃

 

清く正しく自然な照明テクニック 第七回 藤原 工

 

美の仕事を追う〜脳科学者、骨董街を奔る! 第十六回  茂木健一郎 
 古美術の「パンテオン」

 

SPOT&EVENT

東京アンティークフェア2014
江戸のケータイ美術に注目 徳川美術館
墨跡から知る禅僧の姿と伝来の形 九州国立博物館

 

今月の花

大野理瀞/古流・大觀流