2013年7月号 No.442

はなてば てにみてり

2013年06月17日 発売

定価 1,100円(税込)

毛利氏の治める地として江戸時代に栄え、また幕末には多くの志士を輩出した萩。歴史と文化の深いこの街に、いまだ現役の蒐集家・浦上敏朗氏が一代で築き上げた東洋陶磁と浮世絵の一大コレクションがあります。そこで萩取材を敢行。浦上氏の案内で萩をめぐり、その風物や人、文化にふれてこのコレクションが萩にあることの意味をあらためて語ります。

特集1 Special Feature

はなてば てにみてり
対談 浦上敏朗白洲信哉
人の儚さを知っているからこそ
執着を生きる
寄稿 浦上コレクションを語る
伊藤郁太郎/小林忠/蓑豊
西田宏子さんにきく展覧会の歩き方
目の眼旅案内
萩 石と花と夏みかんの郷。

 

特集2

資料館から美術館へ
愛知県陶磁資料館35年のあゆみ
仲野泰裕

 

collecteurs asile

コラムでつなぐ蒐集の世界
涌井清春
時計 大江丈治
しつらい 桑村祐子

 

連載 Series of “Mind’s Eye”

市がよい 第十三回
Saudade 菊地信義

 

旅苞がたり 第七回
花綵のインドネシア 松井健

 

日本刀五ケ伝の旅
光包 田野邉道宏

 

美の仕事を追う
茂木健一郎
脳科学者、骨董街を奔る!
第四回 提物屋
生きる中で、私たちはチャンピオンを探している。

 

SPOT

芹沢銈介があつめた外国の扉と椅子
庶民の夢が紡いだ素朴な物語絵巻
現世に現された荘厳の世界

 

EVENT

竹と蒔絵と若冲と
縄文の形
東京アンティークフェア2013

 

今月の花

嶋田静坡 煎茶・松香庵流